月末なのに従業員の給料がない!そんな私を救ってくれたファクタリング


私は小さな運送会社を経営しています。
忘れもしません、あれは昨年秋のこと。
いきなり会社が資金ショートを起こしたんです。

私の会社は大手運送会社さんからの案件を頂いて、お手伝いをするような形で個人宅にもお荷物の宅配をしていました。

もちろんトラックもありましたが、それよりもワゴン車などで小さな荷物を運ぶようなケースの方が多い印象です。

ある日、新しく採用した弊社のアルバイト従業員が会社に帰ってきませんでした。何かあったのだろうかと問いかけても、全く無線にも電話連絡にも応答しません。

その理由は夜遅くになって、仕事を分けて頂いている大手運送会社さんからの連絡で判明しました。その従業員は客先であろうことかお客様とトラブルになり、すでに大手運送会社の方で責任者の方がお客様宅にお詫びに伺っているとのこと。

私も取るものもとりあえずすぐにお客様のもとへ向かい、誠心誠意謝罪をさせていただきました。

トラブルの内容は差し控えますがとにかくひどいもので、運送会社さんの方からは再発防止策がきちんと策定されるまでの間、取引の停止を突きつけられてしまいました。

これは後から聞いた話ですが、運送会社さんの方ではお客様との様々な交渉を私の会社に変わってやっていただいたとのことでした。

いきなり取引を切られてもおかしくはありませんでしたが、ここは長年のお付き合いで温情をかけていただき再発防止策が策定されるまでの間の取引停止ということになりました。

もうここまで来るとトラブルを起こした従業員は関係ありませんでした。

実としてその従業員は私がお客様のところに謝罪に伺っている間にこっそりと事務所に車を置きに戻り、その後行方をくらましてしまったからです。

取引が停止になると当然、翌月以降の入金がありません。

他の従業員の給料を考えると現時点で入金がないのは、完全に資金ショートまっしぐらです。翌月の給料が間に合いません。今から銀行融資をお願いして金策に走り回ったとしてもおそらくは間に合わないでしょう。

もうだめか、そう思って会社をたたむ用意を始めたとき、偶然にもファクタリングという言葉を耳にしました。

ファクタリングとはどういうものかと言うと、借金ではなく自分が今持っている売掛代金を買い取ってもらう方法だということでした。

それならば、と、私は他の会社さんから頂いていたお仕事の請求書を試しにファクタリング会社に送ってみました。こちらの会社さんは金額は大きいものの支払いサイクルが事実上3ヶ月以上になることもあるなど若干長いこともあり、とにかく時間がなかった当時は、あまり目にも入っていないものでした。3ヶ月以上先に入ってくるお金があっても、今入ってくるお金がないと意味がなかったからです。

すると信じられないほど早いタイミングで先方から折り返しの連絡があり、

相手先に知られずに買取を行うなら手数料は10%ほど、相手先に売掛債権の譲渡を通知しても良いのなら手数料は5%を切る可能性が高いという返事でした。

正直「まさか、こんなに簡単に買取してくれるの?」という思いがありましたが、藁にもすがる思いで今回は相手先に知らせない方法で買取を依頼しました。

すると次の日には会社の口座に手数料を差し引いた売上代金が入金されていました。

これにより我が社は取引停止という不幸な事態をも乗り越え、そして従業員にも給料をきちんと支払うことができ、さらに安心して再発防止策の策定に取り組めたことから取引停止も早々に解除となりました。

あの時のファクタリング会社の担当者さんには、今でも頭が上がりません。

チョウタツ王 お客様の声