日本政策金融公庫の融資審査を通すコツ!審査の時間や難易度も紹介!

経営において、資金繰りの悪化は会社の倒産に繋がりかねない大変深刻な問題です。

 

対処が遅れれば、赤字・黒字に関わらず万が一の事態も起こり得ます。

 

資金繰りの悪化を改善するのに対処が早すぎるということは決してありません。

 

手遅れにならないためにも、早め早めの対処を心がけましょう。

 

皆様が資金繰りの改善策を練る場合、まずは資金調達に関するさまざまな知識・方法を知ることが得策です。

 

そこで本記事では、資金調達手段のひとつである日本政策金融公庫の融資について解説いたします。

 

今後融資への申し込みをご検討の方々にとっては、非常に良い判断材料となるはずです。

 

皆様の資金繰り改善に、ぜひお役立てください。

 

 

 

 

日本政策金融公庫とは?

 

そもそも日本政策金融公庫とは一体どのような機関なのでしょうか。

 

日本政策金融公庫とは、政府が100%出資する政府系金融機関で、財務省所管の特殊会社として機能しています。

 

主に中小企業や小規模事業者に対して融資を行い、個人事業主やフリーランス、起業家を支援する創業資金、経営の補強を行う融資制度、国の教育ローンなど「生活に根ざした」貸付を行っているのです。

 

基本的に融資制度の多くは、低金利や長期の返済期間などの有利な条件を提供しているため、比較的資金調達の実現性が低いといえるでしょう。

 

ところが、日本政策金融公庫には潤沢な資金力があるため、赤字や低所得、起業が困難などの理由で民間金融機関からの借り入れができない企業にも融資を行うことが可能なのです。

 

 

 

日本政策金融公庫の融資審査

 

融資審査を通すコツについてお話しする前に、まずは日本政策金融公庫の融資について以下2点をまとめました。

 

 

日本政策金融公庫について

■審査時間

■審査の難易度

 

それぞれ解説いたします。

 

 

 

審査時間

 

日本政策金融公庫の審査には、融資の種類や融資額などによって少々異なりますが、基本的に3週間から1ヶ月半程の時間を要します。

 

以下が審査のプロセスと所要時間の目安です。

 

■申し込み → 約1週間

■審査・契約書受領 → 約10日 

■契約書返却・融資の実行 → 約3日

※融資審査がスムーズに進んだ場合

 

必要書類を早め早めに用意することで、審査をスムーズに進めることができ、融資時間を短縮されることが可能なのです。

 

しかし、2020年以降、店頭でのやり取りを少なくしてオンライン審査を推進されたことにより、審査時間を短縮されることができるようになりました。

 

オンライン審査を用いた現在の融資時間は最短10日〜2週間です。

 

また、日本政策金融公庫の融資では、初めて融資を受ける場合と過去に日本政策金融公庫の融資を利用したことがある場合とで、融資の時間に違いが生じます。

 

 

【初めて日本政策金融公庫の融資を申し込む場合】

必要書類の提出と面接を経て審査が開始されるため、最短でも1週間程の時間を要します。審査結果が出るまで、基本的には2週間前後の時間がかかると考えておけば問題ありません。

 

 

【2回目以降のお申し込みの場合】

2回目以降の場合はチェック項目が少ないため、初回よりも短時間で審査が通る可能性があります。

 

 

なお、日本政策金融公庫の中小企業向け融資の審査は2つのカテゴリーに分かれているため、その点も注意が必要です。

 

日本政策金融公庫の中小企業向け融資には、「創業企業向け融資」と「一般企業向け融資」の2種類が存在します。

 

新興企業向け融資では事業計画書をもとに審査が行われ、一般企業向け融資では決算書や返済実績をもとに審査が行われます。

 

審査基準に違いがあるため、その分審査期間も異なるということを頭に入れておきましょう。

 

 

審査の難易度

 

融資制度の多くは、低金利や長期の返済期間などの有利な条件で提供されているため、審査の難易度が高いというイメージがあります。

 

しかし、日本政策金融公庫は中小企業・小規模事業者向けに融資を行う100%政府出資の金融機関です。

 

つまり、民間金融機関よりも審査が通りやすいといえるでしょう。

 

さらに、日本政策金融公庫には民間企業にはない豊富な金融資源があるため、他の金融機関からの融資が得られなかった場合でも融資が期待できるということです。

 

 

 

日本政策金融公庫の融資審査を通す3つのコツ

 

民間金融機関の融資と比較すれば審査の難易度は比較的低いといえますが、審査に落ちることも十分に考えられます。

 

審査を通過するため、万全な準備を整えましょう。

 

それでは、本題である日本政策金融公庫の融資審査を通すコツについて解説していきます。

 

 

日本政策金融公庫の融資審査を通すコツ

① 小口融資で審査を申し込む

② 融資金額とビジネスの規模を確認する

③ 審査担当者をサポートする

 

 

 

コツ①:小口融資で審査を申し込む

 

個人事業主や小規模事業者の方は、まず小口融資で審査を申し込むことを推奨します。(目安:300万円程度)

 

初めて融資を申し込まれる場合、一般の融資よりも審査は慎重に行われるでしょう。

 

希望した融資金額に対し、実際はその半分しか融資が受けられなかったなんてことも珍しくありません。

 

そのため、まずは小口融資の受け、借り入れの実績をつくることが上策です。

 

日本政策金融公庫では、1回目よりも2、3回目の融資の申し込みの方が信頼度が高まり、それに伴って希望額も承認されやすくなります。

 

大口融資を希望される場合でも、まずは小口融資から始めて審査や借り入れの経験を積み、信頼関係を構築していくことを心掛けましょう。

 

日本政策金融公庫の融資は、長期的目線で考えることが大切なのです。

 

 

 

コツ②:融資金額とビジネスの規模を確認する

 

単に小口融資を申し込めばよいというわけではありません。

 

重要なのは、融資金額がビジネスの規模に対して妥当であるかというポイントです。

 

資金には大きく分けて、仕入れのために使う「運転資金」と、建物や機材の購入に使う「設備資金」の2種類があります。

 

運転資金に使う場合、ビジネスの規模に見合ったものかどうかが評価されます。

 

例えば、日々のキャッシュフローがあるビジネスでは、仕入れのために多くの資金は必要としません。

 

反対に、単価が高かったり、在庫を長期間保有するビジネスでは、仕入れに多くの資金が必要になるため、大口融資が妥当と判断されるわけです。

 

設備資金についても同様で、過大であったり不要な投資であったりしないかが評価されます。

 

このように、融資金額がビジネスの規模に対して妥当であるか、またその明確な用途が融資審査において大変重要なポイントとなるのです。

 

「何となく」で申込金額を決めると、審査は通りにくくなるため、十分に注意しましょう。

 

 

 

コツ③:審査担当者のサポートをする

 

日本政策金融公庫に融資を申し込む場合、通常まず支店を訪れ、審査担当者と面接を行います。

 

それ以降、融資が実行されるまで、その審査担当者が主な窓口となることでしょう。

 

重要なのは、審査担当者が皆様の会社の弱点やセールスポイントを上司にきちんと説明できるようしておくことです。

 

審査担当者は、皆様の会社を審査すべきかどうかを決定する権限を持つ上司に、プレゼンテーションを行う立場にあります。

 

それゆえ、上司にきちんとアピールしてもらうためにも、できるだけ多くの情報と資料を準備しておくことが大切です。

 

説明したくない情報も中にはあるかもしれません。

 

しかし、自社の弱点を理解してもらった上で、それを上回るセールスポイントを示すことが審査担当者の心を動かすのです。

 

必要な情報と資料は、きちんと開示するようにしましょう。

 

 

 

まとめ

 

以上が、日本政策金融公庫の融資審査を通すコツになります。

 

2020年以降、審査はオンライン上で申し込めるようになっておりますので、ご検討の方はぜひご活用ください。

 

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