ファクタリングニュース!売掛債権買い取りを装ったヤミ金融業者が6人逮捕、20億貸し付け

皆様は、売掛債権買取を装ったヤミ金融業者が6人逮捕されたニュースをご存知ですか?

 

最近、金融サービスを利用した詐欺等が非常に増加しています。

 

背景にあるのは、コロナショックによる中小企業や個人事業主の資金繰り悪化です。

 

チョウタツ王は資金調達の手段のひとつとしてファクタリングを推奨しています。

 

しかし、中には優良業者を装い、違法なファクタリングサービスを提供するヤミ金融業者も存在しているようです。

 

現在非常にニーズが高まっている大変画期的な金融サービスですが、違法業者の存在はファクタリングのイメージそのものを壊しかねません。

 

本記事では、売掛債権買取を装ったヤミ金融業者が6人逮捕されたニュース(2021年2月)についてご紹介いたします。

 

 

■そもそもファクタリングとは一体どんな資金調達方法なのか

 

■ファクタリング違法業者の5つの特徴

 

 

さらに、以上の内容をきちんと理解することで、ファクタリングという金融サービスを有効的に活用することができるでしょう。

 

これからファクタリングによる資金調達を検討されている方々にとっても、非常に参考となる内容であるはずです。 

 

皆様の資金繰り改善に、どうぞお役立てください。

 

 

 

 

そもそもファクタリングとは何か

 

ファクタリングとは、現在非常にニーズが高まっている金融サービスのひとつで、主に中小企業や個人事業主によって利用されています。

 

未回収の売掛金に関するリスクを軽減できたり、売掛債権を譲渡して現金を調達できたりすることが特徴です。

 

売掛金を回収期限前に現金化することが可能であるため、急遽手元資金が必要となった場合に最適な資金調達手段であるといえます。

 

「売上は上がっているが回収までに時間がかかり、今月の支払いが追い付かない。」

 

なんてことが起きれば、黒字倒産という最悪の事態にも繋がりかねません。

 

特に中小企業や個人事業主は売掛金の入金遅れや貸倒れが発生した場合、資金繰りに大きな影響を受けてしまうことでしょう。

 

その際、資金調達の手段として有効であるのが「ファクタリング」なのです。

 

ファクタリング業者の中には売掛債権を買い取るだけでなく、保証を付けられる業者も多々あります。

 

取引先から売掛金を回収できなかった場合の備えとして利用することも可能です。

 

ファクタリングは比較的新しい金融サービスで、中小企業や個人事業主の資金繰り問題を救う大変画期的な資金調達手段であるといえます。

 

ファクタリングに関する詳しい内容は、こちらの記事をご参照ください。

 

【ファクタリングとは?日本一わかりやすく解説!】

 

 

 

 

売掛債権買い取りを装ったヤミ金融業者が6人逮捕、20億貸し付け

 

では本題である、売掛金買い取りを装ったヤミ金融業者が6人逮捕、20億貸し付けのニュース(2021年2月)について解説していきます。

 

売掛債権(未回収の代金を取引先から受け取る権利)を買い取るファクタリング業者を装い、ヤミ金融を営んだとして、警視庁生活経済課は5日までに、一般社団法人「ハートフルライフ協会」代表理事、木下豊容疑者(50)ら男6人を出資法違反(超高金利)などの疑いで逮捕しました。

 

6人は「貸金ではなく(正規の)ファクタリングだ」などと供述し、いずれも否認しています。

 

警視庁生活経済課によると、2016年10月~20年5月に40都道府県の中小企業経営者ら約240人に約20億円を貸し付け、約4億円の利益を得ていたとみられるそうです。

 

利用者は建設業や運送業の経営者が多いといいます。

 

ホームページのほか、中小企業経営者の名簿をもとに電話やファクスで融資希望者を勧誘していました。

 

逮捕容疑は16年11月~20年4月、香川県の50代男性ら5人に計約1億3千万円を貸し付け、計約3千万円の利息を違法に得た疑いです。

 

売掛債権を買い取った形にして顧客に金を渡し、2~3割ほどの実質的な利息を上乗せして返済させる手口、利息は最高で法定金利の約34倍の年利683%に上るといいます。

 

(参考:日本経済新聞

 

 

 

 

ファクタリング違法業者の特徴5選

 

違法業者との取引を避けるため、契約前に安全性を見極めなければなりません。

 

ここでは、ファクタリング違法業者の特徴を5つご紹介いたします。

 

これらの特徴を持つ業者との契約を避けることで、違法業者と取引をしてしまう可能性は格段に低くすることができるでしょう。

 

皆様がファクタリングの利用を検討される場合、ぜひご確認ください。

 

 

ファクタリング違法業者の特徴5選

①住所が不明または曖昧で直接会いたがらず、電話対応がメイン

②口座名が会社名と異なる

③償還請求権があり、債権の一部しか買い取らない

④手数料が高額(宣伝時では安すぎる手数料)

⑤契約内容が不透明、提出書類が少ない

 

 

特徴①:住所が不明または曖昧で直接会いたがらず、電話対応がメイン

 

ファクタリングは書面の信用度はもちろん、利用者の人柄が重視される傾向があるため面談を実施するのが一般的です。

 

実際、申し込みから振り込みまでのスピードを重視するために対面面談を省略している業者は多々はありますが、電話のみでの対応でサービス提供している場合、取引相手が顔を見られたくない違法業者である可能性も考えられるでしょう。

 

ホームページに掲載の電話番号が03〜や0120〜などの固定電話であるだけで安全性は確保できません。

 

クラウド転送サービスを利用すればオフィスや自宅、電話機すら不要でこれら固定電話番号を取得でき、バックグラウンドで携帯電話に繋ぐことができるためです。 

 

しかし、複数回線を同時に使用できなかったり通話料が高くつくため、業者側はその後携帯電話でのやり取りを提案することもあります。

 

「今後のやり取りは直接携帯で」なんて言われたら、疑いの余地有りです。

 

また、契約前に必ず住所を確認することも必須になります。

 

各社のホームページの会社概要等に記載されている住所を検索するようにしましょう。

 

優良企業であれば堂々と本拠地を載せているのですが、レンタルオフィス・秘書箱・マンションの一室などを使っている場合は、注意が必要です。

 

 

 

特徴②:口座名が会社名と異なる

 

違法業者は正式に存在しない会社であったり、新規に設立したばかりの会社であることが多いため、金融機関の口座開設ができない可能性が高いのです。

 

そんな時、彼らが使うのは個人名や他法人・事業名の買取口座になります。

 

明確な理由なく振込口座名が会社名と異なるなら、ほぼ違法業者であると断言可能です。

 

また、楽天銀行やジャパンネット銀行は審査が緩く、ペーパーカンパニーでも簡単に口座を作ることができます。

 

ネットバンクだから詐欺というわけではありませんが、三菱東京UFJ・みずほ・三井住友等メガバンク口座であれば1つ信用できるポイントになり得るでしょう。

 

さらに、支払い直前まで口座情報を教えられない場合も注意が必要となります

 

違法な商売をしている場合、警察や弁護士を介した口座凍結の要請を恐れ、直前まで口座情報を開示しないことも多いです。

 

ファクタリングの契約書に口座情報が無ければ相手方の凍結防止策である可能性が高いといえます。

 

 

 

特徴③:償還請求権があり、債権の一部しか買い取らない

 

ファクタリングは原則的に償還請求権なしで契約が行われます。

 

ノンリコースとも言われますが、償還請求権がないことによって、売掛先が倒産した場合にも債権の買い戻しなどを求められることが無くなるのです。

 

ファクタリング業者は債権の買取時に回収リスクも受け渡されることが原則となるので、契約内容に売掛先の倒産した際の債権の買い戻しなどが含まれているのであれば注意しましょう。

 

また、債権の額面を全て買い取るのが基本であり、一部のみの買取りを提案された場合もお気を付けください。

 

一部のみの買取りはファクタリング会社が回収リスクを下げたり、残りの債権を担保に取っていると判断される可能性がありますが、その様な場合には融資を行っていると考えるべきです。

 

 

 

特徴④:特徴手数料が高額(宣伝時では安すぎる手数料)

 

 一般的にファクタリングの手数料の相場は、2社間ファクタリングで10~20%、3社間ファクタリングで2~13%とされています。

 

手数料が高額すぎる業者は、まず違法業者であるとみて間違いないでしょう。

 

違法業者は金融機関でお金を借りられないような人を狙って、「ブラックな人でもOK」や「保証人は不要」といったような宣伝文句でネット等を使って勧誘を行なっています。

 

宣伝時では極めて安い手数料を提示し、次第に手数料が増していくこともあるので、宣伝時の手数料が安すぎる場合にも注意は必要です。

 

 

 

特徴⑤:契約内容が不透明、提出書類が少ない

 

ファクタリングは、債権売買もしくは債権を担保とした貸付になるため、一般的に契約書の作成や手数料の根拠となる見積、必要書類の提出などきちんとした手続きのもと契約が行われます。

 

法律上、契約は口約束だけでも有効に成立しますが、契約書を作成して書面で残しておくのが一般的です。

 

書面で残しておかなければ、後々「言った」「言わない」のトラブルに発展するケースは少なくありません。

 

また、違法業者は証拠を残さないために契約書の重要な事項である金額などを空欄で発行したり、認事項を多くして利用者に不利な条件を分かりにくくすることがあります。 

 

反対に、契約書の控えを渡さないなどして後から利用者がしっかりと確認できないようにする場合も考えられるでしょう。

 

さらに悪徳な業者ともなると、契約書の発行すらしないところもあるようです。

 

特に「売買契約」と定められていない契約は、売買取引であるファクタリングにおいて100%違法ですので、しっかりと確認しなければなりません。

 

契約書を発行しない業者や発行しても内容があいまいな場合、違法業者である可能性が高いので、契約する際には十分注意が必要です。

 

 

 

まとめ

 

以上が、売掛債権買い取りを装ったヤミ金融業者が6人逮捕、20億貸し付けのニュース(2021年2月)についての解説と、それらのファクタリング違法業者を見分ける特徴5選です。

 

ファクタリングの利用を検討される場合は違法業者との取引を避け、正しく活用できるようにしましょう。

 

もし皆様がファクタリングの利用をご検討されている場合は、まず一括査定の活用をおすすめいたします。

 

チョウタツ王の売掛金の無料一括査定では、利用者に最適な優良ファクタリング業者の提案を行っています。

 

当サービスによって、皆様がより最適なファクタリング業者に巡り合うことができれば幸いです。

 

ぜひご活用ください。

 

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