ファクタリングの審査に通らない理由と通過のためのポイント

ファクタリングの審査に通らない理由と通過のためのポイント

「ファクタリングを申し込んだのに審査が通らなかった…なぜ?」
「審査通過率を上げるには何をすればいい?」

ファクタリングは銀行融資に比べて審査が通りやすいと言われていますが、それでも必ず通るわけではありません。
審査に落ちてしまうには、それなりの理由があります。
この記事では、ファクタリングの審査に通らない代表的な理由と、通過率を上げるための実践的なポイントを詳しく解説します。

「急いで資金が必要なのに審査に落とされてしまった」という事態を避けるためにも、申し込み前にこの記事をしっかり読んでおくことをおすすめします。
準備ひとつで審査結果が大きく変わることも珍しくありません。

ファクタリングの審査は何を見ているのか

銀行融資の審査は「申込企業の返済能力」を主に評価します。
一方、ファクタリングの審査は本質的に異なります。
ファクタリング会社が最も重視するのは、申込企業の財務状況ではなく、売掛先(取引先)の信用力です。

売掛先が確実に支払いをしてくれるかどうか、つまり「この売掛債権が期日通りに回収できるか」が審査の核心です。
この考え方を理解しておくと、なぜ審査に落ちるのか・何を改善すべきかが明確になります。

審査で見られる3つのポイント

ファクタリング会社が審査で評価する主なポイントは以下の3点です。

①売掛先の信用力
上場企業や大手企業、官公庁などへの売掛金は信用力が高く評価されます。
逆に、個人や零細企業、設立間もない会社への売掛金は審査が厳しくなります。

②売掛債権の実在性・適法性
実際に取引があり、正当に発生した売掛金かどうかを確認します。
架空の請求書や二重譲渡(同じ売掛金を複数のファクタリング会社に売ること)は厳しくチェックされます。

③申込企業の状況(補足的な評価)
売掛先の信用力が主役ですが、申込企業が極端に財務悪化していたり、過去に問題行動があったりする場合はマイナス評価になります。

審査に通らない代表的な5つの理由

①売掛先の信用力が低い

売掛先が小規模な企業、設立後間もない会社、または財務状況が不安定な会社の場合、ファクタリング会社は買取を断るか、非常に高い手数料を提示してきます。
売掛先の経営が不安定であると判断されると、その売掛金はリスクが高いとみなされるのです。

特に、売掛先が個人(個人事業主含む)の場合は、多くのファクタリング会社が対応していないか、対応していても条件が厳しくなります。

②売掛金の支払期日が長すぎる

支払期日まで3ヶ月以上先の売掛金は、その間に売掛先の経営状況が変化するリスクがあるため、審査が通りにくくなります。
ファクタリング会社によっては、支払期日まで90日以内の売掛金しか取り扱わないケースもあります。

請求書の発行から支払まで60日以内の取引が最も審査通過率が高く、30日以内であればさらに有利です。

③売掛金の金額が小さすぎる・大きすぎる

ファクタリング会社には取り扱いの最低金額を設けているところが多く、10万円未満や30万円未満の小口は対応不可とされることがあります。
一方、億単位の大口債権は特定の大手ファクタリング会社でないと対応できないケースもあります。

自分の売掛金の金額規模に合ったファクタリング会社を選ぶことが重要です。

④債権の実在性に疑問がある場合

取引の実態が確認できない場合、審査は通りません。
請求書だけでなく、基本契約書・発注書・納品書・検収書などの関連書類が揃っていないと、売掛金の正当性を証明できません。

また、同じ売掛金を複数のファクタリング会社に重複申し込む「二重譲渡」は詐欺行為にあたります。
過去に二重譲渡の疑いがある企業は、業界内でブラックリスト入りするリスクがあります。

⑤申込企業に著しい問題がある

利用企業自体が審査対象の中心ではありませんが、以下のような状況は審査否決の原因になります。

  • 過去にファクタリング会社とのトラブルや踏み倒しがある
  • 代表者が反社会的勢力と関係している
  • 税金・社会保険料の大幅な滞納がある
  • 他の複数のファクタリング会社に同時申込をしている(短期間の過多申込)

審査通過率を上げる6つの実践ポイント

審査に通るための対策は、申し込む前の準備段階から始まります。
「どの売掛金を使うか」「どの書類を揃えるか」「どの会社に申し込むか」を事前に整理するだけで、通過率は大きく変わります。
以下の6点を実践することで、初めてのファクタリング申し込みでも自信を持って進められます。

①大手・有名企業との取引の売掛金を優先する

複数の取引先への売掛金がある場合、まず上場企業・大手企業・官公庁への売掛金からファクタリングを申し込むことで、審査通過率が大幅に上がります。
売掛先の信用力が高ければ、手数料も低く抑えられます。

同じ100万円の売掛金でも、大手スーパーへの納品代と零細小売店への納品代では、ファクタリング会社の評価が大きく異なります。

②必要書類を漏れなく・最新の状態で揃える

書類の不備は審査遅延や否決の原因になります。
一般的に必要な書類は以下のとおりです。

  • 売掛金の請求書(原本またはコピー)
  • 通帳のコピー(直近3〜6ヶ月分)
  • 取引の基本契約書・発注書・納品書(あれば)
  • 決算書(直近1〜2期分)※不要な会社もあり
  • 本人確認書類(代表者の身分証明書)

通帳履歴に申込先(売掛先)からの入金実績があることが審査に有利に働きます。
継続的な取引の実態を証明するため、過去の入金履歴がある通帳を準備しましょう。

③支払期日が近い売掛金を選ぶ

審査が通りやすい売掛金を選ぶ際は、支払期日まで30〜60日以内のものを優先しましょう。
支払期日が近いほどリスクが低く評価され、手数料も低くなる傾向があります。

④複数のファクタリング会社を比較する

審査基準はファクタリング会社によって異なります。
A社に断られてもB社では通過するケースは珍しくありません。
特に、業種に特化したファクタリング会社(医療・介護特化、建設業特化など)は、その業界の特性を理解しているため審査が通りやすいことがあります。

一度断られても諦めず、複数社に相談することが重要です。
ただし、同時多発的に申し込むと審査に悪影響を及ぼす可能性があるため、順番に打診することをおすすめします。

比較検討の際は、手数料率だけでなく「審査通過率の高さ」「対応スピード」「最低取引金額」なども確認ポイントです。
一括見積もりサービスを使えば、複数社の条件を同時に比較できるため活用を検討してみてください。

⑤3社間ファクタリングも検討する

2社間ファクタリングで審査に通らない場合、3社間ファクタリングを検討する価値があります。
売掛先が支払いに直接関与するため、ファクタリング会社にとってリスクが低く、2社間では難しかった案件でも3社間なら通過できるケースがあるのです。

取引先に事前に相談し、承諾を得られそうであれば積極的に活用しましょう。

⑥初回は少額から申し込む

新規取引は信頼実績がゼロの状態です。
初回は少額(50万〜100万円程度)から申し込み、確実に取引を完結させることで、ファクタリング会社との信頼関係を積み上げる戦略が有効です。

継続利用で実績が積まれると、2回目以降は審査通過率が上がり、手数料の交渉も有利になります。
たとえば、初回手数料15%だったものが、3〜4回の取引実績後には10%に下がるケースもあります。
長期取引を見据えた付き合い方が、最終的なコスト削減につながります。

また、ファクタリング会社のなかには「審査通過率○○%」を公表しているところもあります。
こうした情報も参考にしながら申し込み先を選ぶと、無駄な時間を省けます。

ファクタリングの審査に関するよくある質問

赤字決算・税金滞納でも審査は通る?

赤字決算だけで審査否決になることは少ないです。
ファクタリングの審査主体は売掛先の信用力であり、申込企業の黒字・赤字は副次的な要因です。
ただし、税金や社会保険料の大幅な滞納がある場合は、経営上の問題ありとみなされ、審査に影響することがあります。
差押処分が入っている場合は特に注意が必要です。
税務署との分割納付の合意が取れている場合は、その事実を正直に説明したうえで申し込むことが推奨されます。

創業して間もないが申し込める?

多くのファクタリング会社は創業後の期間を問いません。
売掛金さえあれば申し込み可能なところがほとんどです。
ただし、通帳の取引履歴が少ない場合は、売掛先との取引実態を証明する書類(契約書・発注書等)が特に重要になります。

審査結果が出るまでどのくらいかかる?

2社間ファクタリングであれば最短数時間〜1営業日です。
書類が揃っており売掛先の信用力が高ければ、午前中に申し込んで当日夕方に入金というケースも珍しくありません。
3社間ファクタリングは売掛先の承諾が必要なため、通常3〜7営業日かかります。

急ぎの場合は、「即日対応」を明記しているファクタリング会社を選び、申し込み時に「本日中の入金を希望」と明確に伝えることがポイントです。
書類準備の不備で時間をロスしないよう、事前に必要書類を確認しておきましょう。

まとめ

ファクタリングの審査に通らない主な原因は、売掛先の信用力が低い・支払期日が長すぎる・書類の不備・売掛金額が対象外・申込企業に問題があるの5点です。
審査通過率を上げるには、大手企業への売掛金を優先し、書類を漏れなく揃え、支払期日の近い債権を選ぶことが基本です。
一社で断られても別の会社が応じてくれることも多いため、複数社への相談も有効な手段です。
初回は少額から始めて信頼実績を積み重ねることで、継続的に有利な条件でファクタリングを活用できるようになります。
ファクタリングは正しく使えば非常に強力な資金調達ツールです。
審査に不安を感じている方は、まずは気軽に無料相談から始めてみることをおすすめします。

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