銀行融資では難しい、比較的少額の資金調達をファクタリングで成功させた事例


うちの会社では、コンサル業という形で様々なECサイトさんやオンラインショップさんの売上アップのためのコンサルを提供しています。しかし、コンサルの仕事をしていると情報が命という商売柄もあって様々な情報が入ってくるもので、今回、ファクタリングのおかげで新規事業に乗り出すことができました。

きっかけは長年お付き合いさせていただいているとある企業さんでした。

こちらの企業さんは海外とのパイプがもともと強い企業さんだったのですが、ある時打ち合わせに伺い、様々な提案をしているところ社長さんから「海外の方から新しいビジネスの情報が入ってきたのだが、うちはどうしても業種的に進出できないし社内リソースも貧弱だから難しいんだよね、社長のところでトライしてみたら?」

「品質は保証するし、そもそも普段のお礼のような案件だから気兼ねなく進出してみてほしい」と情報をいただきました。

こちらの社長さんは大変義理堅い方で、

「社長の会社のコンサルのおかげで売上が伸びてうちは別段商売に苦労していないから、社長が今度は甘い汁を吸ってくれ。スキーム的にもウチは一切絡んでいないから、変に搾取されるとかいう心配もいらないよ」

とのありがたいお言葉でした。そこで当社でも新しい案件に進出してみようと思ったのですが、いくらかの持ち出し費用がかかることがわかりました。会社の内部留保で対応できる部分だったので対応したのですが、これに加えておよそ50万円ほど別途予算が必要だということになったのです。内訳としては9割強が接待交際費でした。

つまり業界関係者との「顔つなぎ」をしておかなければ、その業界の新参者である当社の事業がうまくいかないと私は判断したのです。

そこで色々と考えたところ、内部留保はこれ以上使ってしまうと会社の経営に多少なりともダメージを与える可能性があったため、どこかから別で資金を持ち出すという結論に至りました。役員会でも話をしてみたのですが、そもそも参入してようとしているのが小さなビジネスですから、銀行からの借り入れも相手にしてもらえないほど小さい額ですし、役員のポケットマネーから拠出するにしても、スキーム上かなり複雑な取り扱いになることが予想されます。

必要な額面が100万円以下というのもなかなか難儀するもので、反対にもう少し大きな金額だと役員会で承認を得て新規事業に乗り出すこともできるのですが・・・。

そのような理由で、借入ではない資金調達の新しい方法として最近有名なファクタリングを利用することにしました。

ファクタリングを利用した理由としては

・売買契約なので借り入れには当たらない
・クライアント各位に無理な支払いサイクルの変更などをお願いする必要もない
・2社間ファクタリングを利用することにより、他の会社にご迷惑をおかけすることもない

一番大きかったのは三つ目の理由です。特に同業他社同士での情報戦が激しい業界ですから、2社間ファクタリングを利用することができるというのはかなり大きい要素でした。ファクタリングを利用するところまでは良かったのですが、ここで一つの問題として一番条件の良いところと契約するにはどうすれば良いか?というものがありました。そこで考えたのが、相見積もりを取って申し込みを行うという方法です。

銀行融資などだと相見積もりのように簡単に様々な条件は比較検討することはできませんが、ファクタリングであれば売買取引ですから相見積もりがあることもおかしいことではありません。このような形で、今回はファクタリングの一括査定サービスを利用させていただきました。

結論からいうと査定申込も非常に簡単で、およそ10分程度もあれば査定申し込みが完了していたと記憶しています。

それからはすぐに担当者から連絡があり、条件が出揃うまで待ったあと、最も条件の良かった会社さんとファクタリング契約を結ぶに至りました。入金も非常にスムーズで特に困ることやリードタイムが長いことでやきもきする、ということもありませんでした。

このようにして当社では、銀行融資に頼ることもなく、取引先各位に気取られることなく50万円という資金を用意することができ、新規事業に問題なく参入することができたというわけです。

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