中学を卒業してすぐに見習いで入った運送会社。そこで修行を積み18で免許を取り、そしてドライバーとして働くこと数十年。
そこからのれん分けという形で運送業を立ち上げたのが今から4年前です。
私は今、四国で小さな運送業社を経営しています。従業員は3名・全員私と同じくたたき上げの人間です。そして、おかげさまでクライアント様やお取引先様も増えること、数十社。
今では、年商1億も目指せるというほど波に乗っている状況です。
いつお客様からご依頼が来るかわからないので、独立開業してからは酒は1滴も飲んでいません(※接待でお姉ちゃんのいる店に行った時もコーラばっかり飲んでます)が、高い時計を買うことなどはできています。
しかし、運送業者としての経験はめちゃくちゃありますが社長としての経験が浅いということはそれなりにピンチもやってくるもので、今回は大きなピンチを迎えてそれをファクタリングという資金調達の方法によって助けられたので、その経験談をお話しさせてきたいと思います。
ちなみに銀行は相手にしてくれなかったので、借金経営の話ではありません!ご了承ください。借金ではなく資金調達をした方の体験談となります!
私は、運送業者として様々なクライアントに品物を届けたり、あるいは品物を預かってご希望の場所に納品するなど、小回りの利く運送業者として行ってきました。そのため、盆暮れ正月はもちろんのこと、周りが絶対に動きたくない、動くべきではないというような台風の日や、地震の直後など災害が起きた時にも、お客様のために働いてきました。
今年もすごい暑さですが、昨年の夏、とんでもない猛暑が四国を襲いました。運送会社は熱中症でダウンする従業員も多く、その兼ね合いで、一つ急ぎの仕事が私のところに回ってきたのです。
お中元の配送やそれに関係する運送関係の仕事だったのですが、本来依頼されるべき大手運送会社さんの方で人的リソースをフルに確保できず、一部が私のところに回ってきた状況でした。
そして、うちの従業員とフル稼働で対応しようと思っていたところ、車両が故障!!!
しかも、一番馬力のある私の車両が故障してしまい、明らかに輸送能力が落ちてしまいました。しかしここで気を利かせて運送に成功していれば、おそらく今後も仕事を分けてもらえるのではないかというチャンスの状況でもありました。
これを実現するには、中古でも良いので、とにかく車両を確保してくるしかありません。リースも探しましたが、都合よくすぐに回してもらえるようなリリース車両もなく、結局購入が決まりました。
しかし、新たな車両を購入したばかりで、従業員の給料支払いや、社会保険などを考えると現金のプールがありませんでした。
私は社長としての経験は浅く、また今まで金を借りたこともないので、どうように資金調達をしてよいかなど全く分かりませんでした。
また、ビジネスローンや銀行の融資も考えてはみたもののあまりにも時間がかかると聞いたためこれは断念です。
最悪は地元の同級生に土下座して周り、お金を集めようと思ったのですが・・・そんなときに嫁さんが、ファクタリングという方法はどうだろうとアドバイスをくれたのです。
どうやらブログだかインスタだかの広告に出てきたらしいのですが、ファクタリングは細かいことがわからない経営者でも簡単に資金調達をできる方法だということでした。
私もいろいろと見てみたのですが、お客さんからの入金待ちになっている発行済みの請求書を額面70%かで買い取ってくれるサービスということでした。そんなの、当然使わないわけにはいきませんでした。
しかも、請求書を出している会社にはバレずに処理してくれるというので、早速地元のファクタリング対応業者に連絡を入れてみました。
2ヶ月後の入金の請求書があったので、これを使えるかと聞いてみたのですが、なぜか審査NGでした。
後で色々調べてみたのですが、ファクタリング業者は、それぞれ得意分野と不得意分野があるらしく、地元の会社は小口専門ということで、資金力の問題でうちの債権は買い取ることが難しいという可能性がありました。
そこで全国対応の、東京にあるファクタリング会社です。結局、ファクタリングの相見積もりみたいなサイトを使ってこの東京の会社と知り合ったのですが、さすが東京の会社だけあって資金力があり、また信頼できる応対で非常に気持ちよく取引できたのもいいポイントでした。
次の日には既に入金がなされており、スピーディーに車両を現金キャッシュで購入することができたので、問題の仕事にもそこまで大きな穴を開けずに済みました。
今年は、嫁にはデイトジャ○トレディース、社員にもゴリゴリの時計を買ってやる予定です(笑)