家族の認知症を救った若社長!ファクタリングで資金を調達した体験談


個人事業として小さなコンサルティング会社を経営しています。もともと外国語に堪能なもので、海外とのやり取りが必要な法人様にお邪魔して色々とコミュニケーションなどの観点からコンサルティングをするという少し特殊なコンサルティング業でしたが、それなりに需要もあるもので、ご飯を食べて行けるだけは何とかお仕事をもらえているような感じでした。

もちろんお相手の会社さんも法人様ばかりで請求も月掛けですから、安定しているような状況でした。しかし、ある時先輩社長から「何かあった時のために資金繰りの算段はつけておいた方が良い」と言われたのですが、当時の私は若すぎたのでしょう。

あまりこういったことも理解できずに、特に銀行との付き合いなどもせずにずっとやってきました。そして数年後、この時社長に言われたことをきちんと実行しておけばよかったと、恐ろしいほど後悔する出来事がありました。

私の体を壊したということならまだ良かったのですが、私の祖母が体調を崩してしまい、入院することになったのです。体調を崩して入院するということであればまだそんなに問題はなかったのですが、問題はその後。

体調を崩して入院した時に何かの差し障りで認知症も発症してしまったということでした。認知症は急速にその症状が深くなっていき、退院する頃にはもうほとんど自分で身の回りのことをできないような状況になってしまいました。

こうなると自宅療養というのはかなり難しいもので、私も仕事がありますし両親については過去に私の学費の面で色々と迷惑をかけた関係上お金もありませんでしたし、お金を借りることができるだけの社会的な信用もありませんでした。

そうなってくると祖母を施設に入れるということはかなり難しいわけですが、現実問題として速やかに施設に入れなければ、家族が崩壊してしまうような状況であるということは容易に想像がつきました。なにしろ、祖母は認知症の影響で性格が非常に攻撃的になっているばかりか、身の回りのことが何一つできないという状況ですから、昼夜を問わず自宅に置いておけば怒鳴り続けるということが情報としてケアマネージャーさんから入っていたからです。


さて困りました。個人事業をやっている関係上なんとか資金のめどをつけることができれば比較的自由に融通を利かせることもできたわけですが、私は何とか今の生活ができていればそれで良いやという楽観的な考えのもと、特段仕事の関係で融資を受けるなどもしてきませんでしたし、今から銀行にパイプを作りにいったところで結果が出るのは数ヶ月後というのは間違いありませんでした。

というより、審査に通過できるかどうかも微妙なラインだったのではないでしょうか。そこで色々とつてを渡ってお金を貸してもらえないだろうかと、あたってみることにしたのですが、これもこれで会社の評判が下がってしまいますし、何よりコンサルタントとしての私の評判を下げてしまうと今後の障害にも差し障ります。

それは何とかして避けたかったので「銀行の融資を使わない新しい資金調達の方法はないか?」という議論を吹っかけるような形で、周りから情報を得ることにしてみました。するとその中の一人が、バイト先の社長がどうやらファクタリングで資金調達に成功したらしい、借金ではないと言っていた、という情報をキャッチしました。

そこで私は色々と海外の情報を調べてみると、確かにファクタリングという手法は海外でも一般的な資金調達方法で、すでに確定している売掛債権を売却することにより、通常であれば数ヶ月先に入ってくるはずの売上金も手数料を割り引いてすぐにでも手に入れることができるものだということがわかりました。

同じものが日本国内にもシステムとして存在するのであれば、これは利用しない手はありません。幸い私はコンサルタントとして仕事をしている関係上、毎月安定した報酬が法人様から振り込まれてきているのですから、これだけ信頼性のある売掛債権担保はありません。

そこで調べてみると、ここ数年でファクタリングは日本国内で急成長を遂げている市場だということがわかりました。何事も人生タイミングとはよく言ったもので、このタイミングを逃す手はないと直感し、私はファクタリング業者にコンタクトを取ってみることにしました。コンタクトを取ろうとすると、これまた非常に多くのファクタリング業者が存在しており、もはや玉石混交といった様相を呈していました。

そこで私が使ったのはファクタリングの一括査定サービスです。何百社も存在するファクタリング業者に一つ一つ当たって行くのは難しかったので、というより、現実的ではなかったので、これらのファクタリング業者がある程度まとまって加盟している査定業者に一括査定を申し込むことにしたのです。

これにより私は非常に効率的に、より良い手数料で、さらに相手先に知られることのない2社間ファクタリングを申し込むことができるファクタリング会社をいくつかピックアップしました。そしてその中の一つの会社にコンタクトを取ってみたところ、非常に営業担当の方も気さくな方で安心して話をすることができました。

そして必要な書類なども特段難しいものではなく、会社を経営していれば難なく用意できるようなものばかりでした。

個人信用情報などのくだりで少し色々と言われてしまうかなと思ったのですが、そもそも個人信用情報はファクタリングの契約の場合閲覧しないということでした。

本来、数週間程度時間がかかるのだろうと思っていたのですが、なんと翌々日には売却した請求書の売掛債権が口座に入金されてきました。手数料も最悪30%くらいは取られるのかなと思っていたのですが、2社間ファクタリングにもかかわらずわずか10%程度。

もちろん毎月使うとなるとちょっと考えものですが、このようにすぐにでも資金確保をしておきたいという時にはファクタリングは非常に便利な存在であるということを覚えました。

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