インターン生のミスで広告予算が瞬時に溶けたIT社長を救ったファクタリング事例

いきなり専門用語を使いまくって大変恐縮ですが、私はガチガチのWeb広告業界の人間です。主に広告出稿やPPC広告などを中心に営業をしています。元々個人でペラサイトの量産とかアフィリエイトとかをやっていたのですが、いつでしたか、SEOの大変動があって、これ以上SEOに頼っていては大変なことになると思い、種銭をかき集めてPPC広告の出稿にビジネスの軸足を切り替えたのが初めでした。

これが大当たりして、今ではデザイナーやクリエイティブ関係のスタッフを含めて何人かの従業員が付いて来てくれるような組織になりました。そしてこの春、インターンということで若いスタッフを一人入れることになりました。彼女に、広告のイロハを教え金で、運用できるマネージャーにしようと思っていたのです。そうすればゆくゆく採用することもできますし、お互いにとってwin-winになれると踏んでいました。

広告の運用の方法を教えてから1ヶ月程度。

徐々に運用の方法もわかってきたようで、最近はある程度の仕事を任せるようにもなりました。と、ここで事件が発生します。

広告関係で何かトラブルがあったり、普段とは違う動きがあったり、特に設定していた広告の予算が一気に消化されたりすると私のアップルウォッチに通知がくるのですが、とあるカフェで打ち合わせをしていたところ、アップルウォッチに大量の通知が届きました。

いくつかの案件で予算を使い切った為、広告を停止したというのです。

そんなわけあるかい、そう思ってモバイルから出稿しているキーワードで検索をかけてみたところ、衝撃の事実が。

タイトル：テスト
広告文：これはテストです
URL:（Googleのホームページ）

なんということでしょう。

かなりのトラフィックのあるキーワードで、テスト文をそのまま実際の運用に載せてしまっていたのです。しかも結構な数のキーワードで。

そんなもの、全国の、いや全世界のユーザーが面白がってクリックするに決まっています。そうなると予算も爆上がりしますし、なにより一瞬で消化します。１件も広告に呼び込めないのにお金だけが流れていく。

基本的に、広告を止める時にはいくつかの作業をしなければならないのですが、アップルウォッチだけ持っていてカフェで打ち合わせをしている最中の私にできることは、とりあえず会社に電話をかけ、担当者を呼び出し、事実を伝え、落ち着いて処理をさせるということで、多分それだけで5分ぐらいはかかります。

残りの案件も予算消化まで時間の問題でしょうし、たぶん今のトラフィックを見ている限り5分ももたなかったので私は諦めました。

そこで、打ち合わせをしていたクライアントに私はこう切り出します。

「ねえ〇〇さん、何かいい資金調達の方法ない？（汗）」

事情を説明したところ、ひとしきり大爆笑したあとクライアントさんはこのように教えてくださいました。

「それならもうファクタリングでちゃっちゃと体制立て直したほうが良くないかい？」

この業界にいるものですから、ファクタリングというものは知っていました。

でも、使ったことはありません。実際に使えるのかと聞いてみたところ、どうやら体験談なども、ネット上にあるものは意外とサクラなどが少なくて、実際にそのクライアントさんもファクタリングで窮地を救われたことがあるということでした。

同業者がいうなら間違いありません。

早速私はその場でWebからファクタリングの一括査定サービスに申し込みを行い、請求書もPDFで管理していたものをコンビニプリントで印刷して取り出しておき、連絡を待とうと思いました。申込みを行ってから、さて請求書をネットプリントにかけようと席を立とうとした瞬間すぐに連絡があり。

請求書をとにかく送っていただけないかとのことでした。もちろん会社に関する情報や提出物などもいくつかあったのですが、事業融資を受けた時よりも書類の数は少なかった印象があります。

また手続きは金融機関の融資やローンとは桁違いに速く、その日のうちには契約がまとまり、後からかかってくる電話はもったいないと思いながらも全てお断りをせざるを得ませんでした。それほどまでに多くの業者から電話が入りましたが、どの業者も条件はめちゃくちゃ良かったことを付け加えておきます。

結果的に、かなり早い段階で今回の損失を全て処理することができ（まあ損失は損失なのでこれは穴埋めしなければなりませんが）、インターンの子にも余計な精神的負担をかけずに済みました。そもそもこれは、きちんと上長が管理してあげなかったことが原因なのでインターンの子に罪はないと思うのです。

とにかくこのような形で無事に資金トラブルなどで会社の士気を下げることもなく、営業を続けることができました。

窮地を救われたファクタリングには感謝です。そして、意外とサクラが少ない業界であることも、業界人である私が保証します。

なんせ、私が使ったくらいですから。ファクタリングは間違いなく、経営者の味方になるサービスですよ。