【旭川】北海道の老舗菓子店がファクタリングで機械の故障に耐え切った事例


北海道の旭川で創業125年の菓子店を経営しています。 4代目社長です。

今回は私が、ファクタリングで資金調達に成功し、さらに通常のファクタリング業者を選ぶよりもお得に資金化できたエピソードについてお話しさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

今回私がファクタリングで窮地を脱出することができたのは、私の先代から続く会社です。私自身は他に法人を持っていてでそちらで精力的に活動しているのですが、今回は大きなトラブルが発生したとのことで私が陣頭指揮を執った格好です。

実は私たちの会社で作っているお菓子は昔ながらのお菓子で、最近流行りのマカロンとか、タピオカティーのように派手さはありません。ですが125年も店を続けられてきたわけですから、それなりに根強いファンのお客様もいらっしゃいます。

特にご高齢のお客様の中には入院先で「これだけは絶対に食べたい」おっしゃる事から、ご高齢の方が多く入院されている病院の売、などからお引き合いをいただくことも多くございます。

そして古い菓子なものですから、製造することができる機械も信じられないほど年季が入ったもので、すでにパーツなども純正は生産終了になっていると聞かされておりました。修理にはかなりの金額がかかるよ、とも何年か前にメンテナンス会社の方に言われておりましたが、そこまで複雑な機械ではない(※簡単に説明すると、糖蜜を作るような機能を持った機械です)ため「そう簡単には壊れないだろう」とタカをくくっていたのです。

ところが、今年の正月のことでした。ご存知の通り北海道の旭川といえば真冬はマイナス30°近くなることもあるなど、極寒の地です。

通常は、このような気温ですから真冬の間は水道管の凍結や製造ラインが凍りついてしまわないように人がいない時でも暖房を入れておくのですが、今年の正月は何かの問題があって暖房が自動で入らず、従業員が気づいて私に連絡を入れてきた時には製造ラインは完全に凍りつき、古い機械も糖蜜を作る部分が完全に凍りついて駄目になってしまっていました。

おそらく内部の方も水を通すパイプが破裂しているということで、正月早々から製造ラインは完全に停止です。

3名と少ないながらも従業員がおりますし、何よりもお菓子を楽しみに待ってくださっているご入院中のお客様のためにもなんとか製造ラインを復旧させなければなりません。

見積もりを取ったところ、機械の取り寄せと据付は幸いに問題なく行えることがわかりましたが、遠隔地であることからも出張費や輸送コストが大幅に高くなってしまい400万近い金額がかかるということがわかりました。

会社の内部留保などを考えて、不足する金額はおよそ100万円前後。

これをどのように捻出しようかと考えたのですが、他の法人から資金を移動させると時期的にも何かとややこしいことが予想されたため、まずは機械の修繕費用ということで地元の信用金庫に話をすることにしました。

しかし、ダメ。事業規模が小さすぎて今後スケールしていかないと思われてしまったのです。地元で125年やってても、金融機関はこんなもんです。

そこで、ダメ元で挑戦したのがファクタリングでした。

請求書を買い取ってもらうことのできるファクタリングを利用して、ひとまず急場しのぎの資金を得ようとしたのです。しかし、これもダメ。今回提出した請求書の相手先の信用性が足らず、ファクタリング業者が応諾してくれなかったのです。

確かに地元同士の付き合いが多いため、なかなか色よい反応をしてもらえないのも予想はついていました。ファクタリングといえどやはりお金が絡むことですから、審査は当然あるわけで、北海道のしかも旭川という地方都市ですから審査が受けられなくても仕方ないのだろうかと諦めかけておりました。

しかし、地元ローカル企業といえども上場企業は存在します。幸いなことに、私どもの取引先様の中にも上場企業がいらっしゃいました。名前は出せませんが、某大手百貨店です。この請求書ならいけるのではないか?と思い再び様々な業者にファクタリングの一括査定を申し込んでみました。すると、最初の会社の審査とは大きく異なり、ほとんど二つ返事でOKをいただくことができました。入金までのスピードもかなり迅速で、窮地を救われたのです。

やはり商売をしていると、銭金や目先の利益だけではなく、私達の商品をご購入頂くお客様のことを考えるのが一番であるということに遅ればせながら気づきました。

今回の体験談で申し上げたいことは、ファクタリングの審査は金融機関によるローン審査ではないため、仮に否決になったとしても他の相性の良い業者を探したり、提出する請求書そのものを変えることで審査に通過できる可能性が多分にあるということです。

チョウタツ王 お客様の声