ネットで騙されネットに救われた男のファクタリング体験談


地方都市で小さな電気工事をやっている49才、まだまだ現役バリバリです。

今日は、私がファクタリングでカードローンよりも簡単に資金調達を成功させた方法をお話ししたいと思います。

あ、その前に、私がどのような状況でお金に困ったか説明しなければなりませんね。

地方都市で小さな電気工事をやっているというところまではご説明したと思うのですが、私は文字通り田舎の電気工事店を経営しています。お客さんのエアコンが壊れたら修理に伺ったり、法人さんであれば月で保守契約を結ばせてもらい、毎月何かあればすぐに飛んでいくというような業務体系でした。

田舎だと大手家電メーカーさんのサービス拠点などもないことがあり、それなりに繁盛していました。もちろん大金持ちというわけではありませんし、仕事も休みがあまり取れないような感じですが、奥さんも子供もなんとかご飯を食べさせてあげることができています。

とはいうもののやっぱり個人事業主とはいえ社長は社長ですから、野心はありました。特にこんな田舎町ですから、いつか快適で新しい仕事に手をつけて、いつかはお洒落なアーバンライフという夢もあったんです。

そしてそんな浮ついた夢を持っていた自分が今となっては恥ずかしいのですが、ネットで色々情報交換をしていたところ、仕事の交換や情報共有というグループがありそこに入ってみました。

そこでは本当にきらびやかな内容で色々と仕事の情報交換などがあったのですが、その中の一つに、電気あんまの技術を応用したマッサージチェアの販売代理店という案件がありました。電気工事の仕事をしているわけですから、それなりに街中でも私の技術や知識に対する信頼はありましたし、もともと喋りには自信があるほうだったので、話を聞いてみることにしたんです。するとどうでしょう。

マッサージチェアは非常に品質が良く、科学的な説明もとても論理的で、これは絶対に流行ると確信できました。一つ問題があるとすれば、加盟金が300万円するというところでした。それでもマッサージチェアを5台か6台販売につなげられればすぐにペイできる金額で、そのマッサージチェア自体もショッピングローンが組めるということでしたから、町の人にも喜んでもらえて自分もお金が儲かって・・・とかなり有頂天になってしまいました。

それが悪かったのですが、私はATMからその場で300万円をおろしてお金を払ってしまったのです。ちなみに法律関係に詳しい人に後から聞いたのですが、その場で現金払いをしてしまうとクーリングオフなどが非常にやりづらくなるケースもあるそうなので、今後の参考にしてください。

とにもかくにも300万円という大金をかみさんに黙って支払ったということで私の大博打は幕を開けました。結果的に大博打は負けました。

300万円を払って一週間ぐらい経ってから、テレビでその会社にいわゆる「ガサ」が入ったという情報があり、私の営業担当をしていた社員さんもバッチリと「ワッパ」付きでテレビに映っていました。詐欺だったのです。もちろん電話をかけましたが、繋がるわけもなく(社長以下全員捕まっているので仕方ないのですが)、もうどうしようもないという感じでした。

そこで問題になってくるのが300万円の行方です。もちろん子供の学費に車の買い替えに様々なライフイベントが見込まれていたのにも関わらず、1ヶ月か2ヶ月で収益を回収できれば良いや♪ということで使い込んだ300万円だったので、かみさんにバレると間違いなく離婚コース確定でした。

どうしようと思い、また詐欺だったということの文句をつけたいという気持ちもあって、例のグループに思いの丈を全てぶちまけました。もちろん、かなり厳しい言葉で抗議の言葉も投げかけました。

すると翌日、私のお店に見知らぬ男性がスーツを着て訪ねてきました。この辺の人間ではないということは一発で分かりました。そのくらいの田舎町です。

その男性はふかぶか私に頭を下げてこう言いました。

「あの案件を紹介したのは私です。本当にこの度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。私も騙された立場なのですが、あのように紹介してしまったためにも被害者を増やしてしまい、とにかくお詫びに来ました。」

本当に2・3発ぶん殴ってやろうかと思いましたが、そんなことをしても埒が明かないしこの人も被害者だと言うので、一緒に店先の道路の縁石に座って、タバコを吸いながら缶コーヒーで乾杯しました。(缶コーヒー2本で、260円の出費。私が払いました)

話をよくよく聞いてみると、その人も個人自営業という形で色々仕事をしていたそうで、今回のお金の損失を補填するためにファクタリングを利用したということでした。

私も話半分に聞いていたのですが、どうやら借り入れではない形でお金を手に入れたようでした。そんなことあるわけないだろうと思って、またどうせ詐欺なのだろうと思ったのですが、やっぱりインターネット上ではなく直接「フェイス・トゥ・フェイス」で話をするとわかることもあるもので、私は直感したんです。この人は嘘を言っていない、と。

それで詳しく話を聞いてみると、ファクタリングというのはすでに発行してある請求そのものを売掛債権として売却することができるシステムで、相手先が法人であれば額面の最低でも8割程度で買い取ってもらうことができるというシステムだということがわかりました。

ちょうど法人さんの保守契約を結んでいる請求書がいくつかあるので、この辺りをまとめればなんとか家族にバレない形で処理できるのではないかと思い、私はその人が帰ろうとするのを無理やり引き止めて、あげく大学の同級生ということにして自宅に泊まってもらい夜通しでファクタリングの手ほどきを受けました。

翌朝、彼も乗りかかった船だし責任もあるということでずっと私のそばにいてくれたのですが、彼の言うとおりファクタリングの一括見積もりシステムに請求書の額面などを登録して申し込みをしてみました。

するとものの2時間程度で連絡があり、手数料の一覧が出てきました。ファクタリング会社は100件以上あり、一つ一つに申し込んでいると良い条件が出てこないので、このような一括見積もりサービスを使うと良いということでした。

その中でも特に条件が良かった会社に連絡を取ってみると、これは肩透かしだったのですが、即日買取ですぐにでも振り込み可能とのことでした。

電話をかけたのが午前11時半頃で、そこから3時間程度で振込可能とのことでしたから、いよいよ怪しいのではないかと思っていたのですが、実際に請求書を送り個人自営業としてきちんと営業している証明の書類をいくつか送付しました。

連絡を待っていると、本当にタバコ3・4本くらいの時間で折り返しの連絡があり、審査がOKになったので今から振込み処理を行うとのことでした。

半信半疑でしたが、実際にその男性と一緒に徒歩でATMに向かって残高照会をかけてみると、本当に入金がされていました。ここまで驚いたのは本当に久しぶりでした。そして心のもやもやがすべて澄み渡って、人生はここまで美しいものなのかと思ったほどです。

本当に大げさではなくそのように思いました。その日彼は夕方までに東京に戻れば良いということだったので、昼飯はこの町で一番美味しいラーメン屋にしました。もちろん私のおごりです。せっかくだったので、瓶ビールも一本付けてあげました。

インターネットに騙されインターネットに救われた、私のこんなお話ですが、きっと誰かの役に立てると思って投稿します。人間やっぱりきちんと信頼できる人であれば、信じてみても良いのかなぁと思うお話でした。