ファクタリングに向いている業種と向いてない業種とは?それぞれ解説します

ファクタリングは現金の使用用途が制限されておらず、銀行融資と比べて審査がスムーズな傾向にあります。あらゆる業種においてファクタリングは相性が良い資金調達方法ですが、一部の業種ではファクタリングが利用しにくいことも事実です。

当記事ではファクタリングに向いている業種向いていない業種について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ファクタリングに向いている業種

ファクタリングに向いている業種は以下の通りです。

  • 建設業
  • IT業界
  • 電気工事業
  • 製造業
  • 運送業
  • 人材派遣業

それぞれ解説していきます。

建設業

建設業は出費が先行しやすく入金までの期間が長いことから、資金難に陥りやすい会社が数多く見受けられます。また案件の受注金額が高額であることから、運転資金も大きくなり、業績は黒字でも資金繰りは厳しい状況が生まれやすいのも実情です。

一方で現金がショートしそうな状況であっても、建設業はファクタリングによって資金繰りを改善させやすい業界でもあります。

建設業の債権金額は高額な傾向であり、大手ゼネコンのように売掛先の信用力が高いことから、手数料を抑えて審査に通りやすい強みがあります。

建設業は複数の会社で1つのプロジェクトを遂行する構造となっています。そのため売掛債権を回収できないことで、下請けや孫請けの会社に資金が回らないという負の連鎖が生じるリスクも考えられます。連鎖倒産を防ぐという観点からも、ファクタリングの活用によって、資金繰りを円滑化できるでしょう。

IT業界

IT業界は人件費や開発費といった先行費用が多く、プロジェクト完了後の検収までは売掛債権を回収することができません。そのため業績は好調でも資金繰りに苦慮することがあります。

IT業界は参入障壁が低いことから、ベンチャー企業など競合が立ち並びやすい状況です。その分自己資本比率が低い会社も多く、売掛先の企業が突如倒産してしまうケースも十分考えられます。実績に乏しい会社や与信に乏しい会社と取引する際に、ファクタリングを利用することも有効でしょう。

また銀行融資を検討したくても、IT業界は担保を用意しにくいため、お金を借りにくいという背景も挙げられます。土地や不動産と行った有形固定資産が少ないことから、融資を受けにくいのです。ファクタリングは担保を差し出す必要もなく、その点もメリットといえるでしょう。

電気工事業

建設業と同様に、電気工事業も臨時で資金が必要となる場面が多く、入金までの期間が長いという特徴があります。

電気工事の現場では当日に新たな作業を行うこともあり、工事にかかる資材費や人件費が発生します。当日に支払いを行ってもらえるわけではなく、出費が先行してしまうのです。

取引先から急に支払いサイクルを変更してほしいと依頼された場合でも、ファクタリングを利用することで資金ショートを回避することができます。また取引先に実情を打ち明けて3社間ファクタリングを快諾してもらえば、手数料を抑えることも可能です。

製造業

製造業では機械設備を稼働させて製品を作り出すことから、固定費の比率が高い業界です。想定外の故障によって、修繕費がかかる可能性も考えられます。また掛け取引が基本であることから、入金サイクルや出費の増大などの問題により、緊急で現金が必要となる場面も出てくるはずです。

ファクタリングでは現金の使用用途に制限がないことから、設備の故障などの突発的な要因にも対応できるうえに、即日現金化が可能です。

また原材料の価格高騰により、支出が増大する可能性も今後起こり得るでしょう。製造業は取引先が法人であることから、安易に値上げを行えば取引の見直しを図られるリスクが生じます。

支出の増加はファクタリングによる現金化でカバーしながら、経費削減に着手することで、キャッシュフローの安定を図る方針も有効となるでしょう。

運送業

運送業は法改正や法規制の影響を受けやすく、燃料費といった固定費が突如として増大することも珍しくありません。またトラックの維持や増台など、設備投資を行うのに数百万円から数千万円といった金額が必要となります。

更に運送業は利益率が低い業界と言われており、平均的な営業利益率は3%前後とされています。人材不足や経費削減が難しい側面があることから、慢性的に資金繰りの悪化に悩んでいる会社が数多く存在するのです。

ファクタリングであれば、銀行の融資よりも審査が厳しくないことから、売掛債権を買取してもらいやすいでしょう。売掛先の信用力が重視されることから、財務状況が不安定な会社でも利用することができます。

人材派遣業

人材派遣業は派遣先の企業から入金を受ける前に、派遣社員に対して給料を支払わなければなりません。派遣先の企業が経営悪化に陥れば、未回収のリスクも生じてしまいます。

また人材派遣業は参入障壁が低いことから、利益率を削ってスタッフを派遣するという選択肢を取ってしまい、売上が伸びないというケースも目立ちます。派遣社員の新規登録数が増えなければ売上も立たないことから、派遣社員の不足も目立ってしまうでしょう。

ファクタリングを利用することで、求人広告の出稿費用や社会保険料の支払いなど、あらゆる用途で使用が可能です。人件費の支払いが先行してしまうような状況でも、資金繰りの悪化を防ぐことができるはずです。

ファクタリングに向いていない業種

ファクタリングに向いていない業種

BtoCビジネスのように、不特定多数の個人顧客を抱える業種では、企業を取引先とした売掛債権が基本的には発生しません。そのためファクタリングを利用できないと認識しておきましょう。

ファクタリングに向いていない業種は、以下の通りです。

  • 小売業
  • 飲食業
  • レジャー・娯楽業界

それぞれ解説していきます。

小売業

小売業はBtoCビジネスであり、個人顧客がレジにて代金を支払います。

そのため企業を取引先とした売掛債権が基本的に発生しません。ファクタリングに向いていない業種といえるでしょう。

飲食業

飲食業も顧客層が個人であるため、企業を取引先とした売掛債権が基本的に発生しません。

一例として食券機にて金銭の支払いを済ませている飲食店では、個人による現金支払いが売上の全てを占めることとなります。そのため企業からの売掛債権を入手できず、ファクタリングに向いてない業種となります。

ナイトレジャー業界

ナイトレジャー業界の中でも、デリヘル・ファッションヘルス・ソープといった性風俗店は、ファクタリングに向いていない業種といえるでしょう。

性風俗店にてクレジットカードを利用する場合、顧客は手数料として5~10%の金額を上乗せされます。理由としては、性風俗店がクレジットカード会社との直接契約の審査に通りにくいことから、決済代行会社を利用しているためです。その分の利用料が、料金に上乗せされています。

顧客の立場としては、現金で支払ったほうが安いうえにクレカの使用履歴にも残らないことから、現金払いを選択する心理が働くでしょう。クレジットカード決済による売掛債権を入手しにくいことから、ファクタリングの利用頻度も低くなります。

ファクタリングの利用割合が高い業種の特徴

ファクタリングの利用割合が高い業種の特徴は以下の通りです。

  • 売掛金が入金されるのに時間がかかる
  • 人件費や材料費の支出が大きい
  • 設備投資など突発的な資金調達が必要になる

それぞれ解説していきます。

売掛金が入金されるのに時間がかかる

売掛金が入金されるまでに時間がかかってしまうと、資金繰りは悪化してしまいます。たとえ売上が順調に発生していたとしても、手元に現金が無ければ、黒字倒産というケースも想定されるでしょう。特に建設業にて発生しやすい問題です。

ファクタリングを活用することで、手元で保有している売掛債権を現金化し、長期にわたる支払いサイトにも対応できるようになります。

人件費や外注費の支出が大きい

IT業界や人材派遣業界では人件費の支出が大きく、売掛先からの入金を待つまでに、資金を確保しなければなりません。特に大型のプロジェクトやITエンジニアを派遣している場合は、その費用も高額となる傾向にあります。

上記のような状況でもファクタリングを利用することで、資金調達が可能となります。

設備投資など突発的な資金調達が必要になる

製造業では機械設備の故障や原材料の高騰など、一時的にまとまったキャッシュが必要となる場面も生じることでしょう。運送業における燃料費の増加や、日常的に利用する機器の故障なども考えられます。

ファクタリングでは銀行融資と比べて審査がスムーズであるため、突発的な資金調達でも相性が良いといえます。

まとめ

ファクタリングはあらゆる業種において向いている資金調達方法です。ファクタリングは売掛金が入金されるまでに時間がかかり、突発的な支払いが生じやすい業界で活用されやすいといえます。

ただし顧客層が個人のため現金払いの比率が高い業種においては、売掛債権を入手できないことから、ファクタリングは資金調達方法として向いていないといえるでしょう。ただしクレジットカード支払いであれば、売掛債権としてファクタリングを利用できます。

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