【来店不要】オンラインファクタリングとは?早いの?流れとそのメリット・デメリット

【来店不要】オンラインファクタリングとは?早いの?流れとそのメリット・デメリット

企業の新たな資金調達法として利用が拡大している ファクタリング 

 

経済産業省も公式に利用を進めている資金調達法であり、資金融資とは違い借入金とならないため、企業の信用情報に影響がなく、さらに現金化のスピードが早いという特徴があります。

 

さらに近年増加傾向にあるのが オンラインファクタリング です。申し込みから契約までオンライン完結できるこの方式に関して、まだ詳しく知らないという方に特徴やメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

 

オンラインファクタリングとは?

 

 

ファクタリングという資金調達法にはいろいろな契約方法があります。
その中でももっともメジャーな方法が、手元にある売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、売掛金の早期現金化を図る債権買取型のファクタリングです。

 

この債権買取型のファクタリングにおいて、近年ではオンラインで完結できる方式が増加傾向にあります。

 

まずはオンライン完結のファクタリングに関して簡単に説明していきましょう。

 

 

申し込みから現金受け取りまでオンライン完結

 

オンラインファクタリングは、 申し込みから契約まですべてオンライン上で完結するファクタリング方式 です。

ファクタリング会社によって細部に違いはありますが、大まかな流れを紹介していきましょう。

 

オンラインファクタリングの流れ

 

  1. オンライン申し込みフォームに登録
  2. オンラインから申し込み
  3. 審査
  4. 見積もり提案
  5. オンライン上で契約締結

 

オンラインファクタリングも、基本的な流れは一般的な対面式のファクタリング申し込みと同様です。唯一違いがあるとすれば、ファクタリング会社各社が用意しているオンライン用の申し込みフォームに登録をすることくらいでしょう。

 

あとはフォームの指示に従い必要事項を記入し、必要書類を準備して申し込みを行います。
申し込み後、ファクタリング会社から審査結果とともに契約条件等の見積もりが提示されますので、問題がなければ契約に進みます。

 

契約は改めて必要書類を準備し、こちらもオンライン上で行う形となります。
いわゆる電子契約の形となり、電子署名やタイムスタンプなどを活用して行われますので、フ
ァクタリング会社からの指示通りに進めれば大きな問題はないでしょう。

 

契約が締結すればあとは現金が入金されるのを待つのみ。
 最短即日の内に現金が振り込まれる流れ になります。

 

 

オンラインファクタリングのメリット5つ

 オンラインファクタリングのメリット5つ

 

オンラインファクタリングは比較的新しいサービスですが、利用するメリットは大きいと言えます。

中でも注目すべきメリットを5つ挙げていきます。

 

自社からでも申し込み可能

 

ファクタリング会社の窓口に出向く必要がある対面式の契約では、
窓口までの移動時間や交通費など、費用面や時間の面でのコストが必要になります。

 

人口の多い都市部に事務所を構える企業であれば大きな問題ではないかもしれませんが、そうではない地方部の企業にとっては、ファクタリングに申し込むだけでも大きなコストが必要ということになります。

 

こうした コストをカットできるのがオンラインファクタリング最大のメリット 。自社からでも自宅からでも、PCとネット回線さえあればどこからでも申し込みができるため、非常に利用しやすいサービスとなっています。

 

 

24時間申し込みができる

 

オンラインファクタリングの申し込みは、原則24時間対応可能です。

 

そのため深夜など夜間でも申し込みができるため、 緊急に現金が必要になった場合にも利用しやすい のがメリットとなります。

 

しかし、ファクタリング会社によっては、受け付けは24時間対応も、審査や契約は営業時間内のみというケースもありますので、この点は注意が必要です。

 

 

手数料が安いケースが多い

 

対面式のファクタリングでは、対応する担当者が必要であり、
さらに対応する場所である窓口を設置する事務所も必要になります。

 

そのための人件費や事務所費用が必要になりますが、
 こうした費用を最大限抑えることができるのもオンラインファクタリングの特徴 です。

 

オンラインファクタリングでは、審査にAI技術を用いているファクタリング会社も多く、
それだけ申し込み受付に必要なコストをカットすることができます。

 

コストカットした分は当然手数料に反映されますので、
対面式のファクタリングよりも安い手数料で契約できるケースが多いというメリットも考えられます。

 

 

低額の売掛債権や個人事業主が利用できるケースが多い

 

申し込み受付にコストがかからないということは、
 より低額の売掛債権も受け付けることができる ということにも繋がります。

 

そのためオンラインファクタリングでは、比較的低額の売掛債権が多い個人事業主にも対応しているファクタリング会社が多く、いろいろなケースで利用できるというメリットがあります。

 

 

強引な勧誘などの心配がない

 

申し込みから契約まで基本的にオンラインで完結しますので、
強引に契約を迫られたり、営業を受けるという心配がありません

 

対面式のファクタリング契約すべてで強引な勧誘を受けたり、契約を迫られるというわけではありませんが、
対面式である以上、申し込む側としては心配になる部分でしょう。

 

こうした心配が必要なく、自分の判断のみで契約するかどうかを決断できるのはメリットと言っていいでしょう。

 

 

オンラインファクタリングのデメリット4つ

オンラインファクタリングのデメリット4つ

 

オンラインファクタリングは 手軽に申し込むことができ 
 しかも手数料が安いケースが多い という大きなメリットがあります。

 

しかしメリットがあるものにはデメリットもあるもの。そんなデメリットに関しても紹介していきましょう。

 

 

3社間ファクタリングに対応していない

 

債権買取型のファクタリングには、2つの契約方法があります。

 

ひとつは申し込む企業とファクタリング会社の2社で契約する「2社間ファクタリング」。もうひとつはこの2社に加え、売掛先である取引先も含めた3社で結ばれる「3社間ファクタリング」です。

 

2社間ファクタリングは自社の判断のみで申し込みができ、取引先にファクタリングの利用を知られないというメリットがありますが、やや手数料が高いというデメリットがあります。

 

3社間ファクタリングは、取引先に連絡して契約参加してもらうという手間があるものの、手数料が安い傾向にあるというメリットがある契約になります。

 

オンラインファクタリングで対応するのは2社間ファクタリングのみというのが基本です。

 

より手数料の安い3社間ファクタリングを希望する場合は、オンラインファクタリングは申し込めないことがほとんどですので、注意が必要となります。

 

 

審査が画一的になり柔軟な対応が望めない

 

オンラインファクタリングでは、審査にAIを活用しているケースが少なくありません。

 

AIによる審査は非常に短い時間で完了するというメリットがありますが、
反面判断基準が画一的になり、柔軟性に欠けるというデメリットもあります。

 

実際に オンラインファクタリングで申し込んだものの審査を通らなかった売掛債権が、対面式では審査に通ったという話もある ようで、担当者の柔軟な対応を望めないというデメリットが考えられます。

 

 

必要書類をデータ化する手間がかかる

 

オンラインでファクタリングに申し込む場合でも、提出する必要がある書類が減るわけではありません。

 

売掛債権や通帳、取引実績を証明する書類や決算報告書などの各種書類を提出する必要があります。

 

こうした書類を紙で持っている場合は、これらの書類を写真で撮影する、もしくはスキャンしてPDFデータにするなど、データ化する必要があります。

 

提出書類が決して少なくないファクタリングにおいて、いちいち書類をデータ化するのは大きな手間。これもオンラインファクタリングのデメリットといえるでしょう。

 

 

悪徳業者の存在を否定できない

 

2023年現在、日本国内には多くのファクタリング会社が存在します。
その中には、いわゆる闇金業者のような悪徳業者が存在するのは否定できません。

 

資金融資を行う銀行やビジネスローンなどの会社は、貸金業者として登録を行い、また貸金業法という法律に則って営業を行っています。

 

一方売掛債権の譲渡契約を行うファクタリング会社は、貸金業法の管轄外の存在となります。そんなファクタリングに関して規制を行う法律は現状日本には存在しません。

 

法律が存在しないため、ファクタリング会社を設立する場合も、許認可申請や免許取得の必要はありません。

 極端に言ってしまえば、誰でも開業できるのがファクタリング会社 ということになります。

 

こういった事情で、一部悪徳業者と呼ばれる業者が、ファクタリング会社を装っているのは事実です。

 

また、こうした悪徳業者にとって、オンライン完結の申し込み方式は非常に都合がいいもの。社員教育の必要もなければ、事務所を構える必要もありません。

 

ファクタリング契約と見せかけて、高額な金利を課した貸金契約を結んだり、厳しい取り立てで業務を妨害したりという可能性がありますので、悪徳業者につかまらないようにするのが重要です。

 

悪徳業者の見抜き方に関しては、ほかの記事で詳しく説明しますが、契約に当たっては契約書をしっかりと読み込む、申し込みに関しては不審な点がないかチェックするなど、十分な警戒が必要となります。

 

参考記事:【注意】ファクタリングの悪徳業者・違法業者を見分けるチェックリスト10選!

 

 

オンラインファクタリングのまとめ

オンラインファクタリングは2017年ごろに誕生したといわれており、それ以降どんどん拡大しているファクタリングサービスです。

 

いつでもどこからでも申し込み可能なオンラインファクタリングは、近隣にファクタリング会社がないという企業にとっては非常にありがたいサービスで、利用する企業も増加の傾向にあります。

 

ただしオンラインファクタリングにはある程度デメリットもありますので、この点に関しては理解した上で利用することをおすすめします。

 

 ファクタリングの利用方法としておすすめしたいのが、対面式にもオンラインにも対応しているファクタリング会社を利用する方法です。 

 

初めて利用する場合は、まずは対面式での利用がおすすめです。ファクタリングに関して分からない部分を担当者に直接確認できますし、契約する側としても安心感があるでしょう。

 

何度かファクタリングを利用し、ファクタリングに慣れたらオンラインファクタリングに切り替えるのがおすすめ。

ファクタリングに慣れれば、不明点や不安点も少なくなるかと思いますので、利便性の高いオンラインファクタリングで素早く申し込むのがいいでしょう。

 

将来的にはオンライン方式がファクタリングの中心になるかもしれません。

すぐに利用するかどうかは企業ごとの判断次第ですが、オンラインファクタリングというものがあること、またその仕組みや流れ、特徴などはしっかりと把握しておきましょう。

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