ファクタリングの審査に通る5つのコツを伝授!申し込みの注意点や審査基準も紹介

ファクタリングの審査に通る5つのコツを伝授!申し込みの注意点や審査基準も紹介

資金調達の手段としてファクタリングを検討している経営者もいらっしゃるのではないでしょうか。

ファクタリングに申し込む際には審査が必要となり、審査が通らなければ売掛債権を現金化することができません。

ファクタリングの審査に通れば、銀行以外からの資金調達が可能となるため、資金繰りの幅を広げながら円滑な企業活動が可能になります。

当記事ではファクタリングの審査に通るコツや、申し込む時の注意点について解説いたします。

ファクタリングで重視される3つの審査基準

ファクタリングで重視される審査基準は以下のとおりです。

  • 売掛先の信用度
  • 売掛債権への信用度
  • ファクタリング利用者の信用度

順に解説していきます。

売掛先の信用度

ファクタリング審査において最も重要なポイントは、売掛先の信用度です。

売掛先の信用度が低い場合、売掛金の期日が到来しても、回収できないリスクが生じてしまいます。 ファクタリング会社は売掛金を回収できないと負債を抱え込むことになるので、売掛先の企業の信用度を非常に重視します。

売掛先の信用度が高ければ手数料は低くなり、信用度が低ければ手数料が高くなる傾向にあります。
また審査に通らないことも十分考えられます。

売掛債権への信用度

売掛先の信用度だけではなく、売掛債権の信用度も、ファクタリング審査において重視されます。

財務状況に懸念があったり、業績不振に陥っていたりする企業の売掛債権は、いわゆる不良債権を掴まされるリスクが発生するため、ファクタリング会社も慎重な態度になります。

ファクタリング利用者の信用度

ファクタリング利用会社の信用度は、売掛先や売掛債権ほどは重視されません。しかし信用度合いの調査自体は、ファクタリング会社によって行われます。

例えば、架空の売掛債権をでっち上げて、不正に資金を確保しようとする可能性も否定はできません。知らず知らずのうちに犯罪行為に加担しているというリスクを避けるためにも、利用者側の信用度も問われるのです。

しかしカードローンやビジネスローンといったローンや融資よりも、ファクタリングは利用しやすい金融サービスなので、銀行の審査ほど厳しくはありません

ファクタリングの審査に通るための5つのコツ

ファクタリングの審査に通るためには、抑えておきたいコツがあります。

  • 信用度の高い売掛債権を審査に出す
  • 支払い日が近い売掛債権を審査に出す
  • 企業規模に合った希望額を提示する
  • 売掛債権の存在を証明できる書類を用意する
  • 審査時は丁寧な応対を心がける

順に解説していきます。

信用度の高い売掛債権を審査に出す

信用度の高い売掛債権は、未回収リスクが高いと判断され、審査に通りやすくなります。

上場企業や公的機関が売掛先の場合は、信用度が高い債権とみなされる傾向にあります。

信用度が高い債権は、審査に通りやすくなるだけではなく手数料も低くなるため、ファクタリングの優先度を高めて検討してみましょう。

支払い日が近い売掛債権を審査に出す

売掛債権の支払い期日が短ければ短いほど、審査に通りやすくなります。

支払い期日が短いことで、ファクタリング会社は回収見込みがより高いと判断するからです。

もし支払い期日までの日数が長い場合、回収見込みがより低くなると判断されます。自ずと手数料は上がってしまい、審査に通りにくくなってしまいます。

売掛債権の支払い期日も、ファクタリング会社の審査にとっては重要なのだと抑えておきましょう。

企業規模に合った希望額を提示する

ファクタリング利用会社の売上規模と利用金額のバランスも、審査項目として重要視されます。

例えば、年間の売上に対して10倍近い金額のファクタリングを申請した場合、本来の企業の活動資金以外の目的があるのではないかと疑念を持たれてしまう可能性が高いです。

審査に通るためにも、小さな額面の売掛債権からファクタリングするのが適切な判断といえるでしょう。

売掛債権の存在を証明できる書類を用意する

売掛債権の存在を証明することで、架空債権ではないことを示す必要があります。

ファクタリングを申し込むときに、下記の書類を揃えておきましょう。

  • 売掛先との基本契約書
  • 個別契約書
  • 請求書
  • 見積書
  • 受注書
  • 納品書

長期間にわたって取引がある売掛先企業のほうが、審査に通りやすくなる可能性が高くなります。

もしも新規の取引先である売掛債権をファクタリングしたいなら、書類を不備なく揃えておくことが望ましいです。

審査時は丁寧な応対を心がける

対人でファクタリングの面談が行われる場合は、丁寧な受け答えや迅速な連絡も審査の対象になります。

審査に通りたいからといって、虚偽の発言をすることはあってはならないことです。身構えすぎる必要はないので、必要事項を述べながら質問に対して誠実に回答すれば問題ありません。

ただしビジネスローンやカードローンといったローンの残高の有無は、重要視されません。あくまで売掛先や売掛債権の信用度のほうが、審査に大きな影響を与えるためです。

ファクタリングと手形割引の異なる点と共通点とは

ファクタリングの審査の注意点の前に、ファクタリングと手形割引の異なる点と共通点についても触れておきます。

ファクタリングと手形割引の最も大きな違いは、現金化する対象が異なることです。ファクタリングは帳簿上の概念である売掛金を現金化するのに対して、手形割引は現物として保有している受取手形を現金化します。

一方で、ファクタリングと手形には共通点も存在します。ファクタリングと手形の共通点は、売掛金を早期に現金化できる点と、資金調達までの期間が短い点です。

銀行の融資よりも、更にスピード融資が受けられるのは大きな魅力です。ファクタリングと手形は、どちらも短期間で資金を振り込んでもらえるのだと抑えておきましょう。

ファクタリングの審査を申し込むときの8つの注意点

ファクタリングの審査を申し込むときには、把握しておかねばならない注意点も存在します。

  • 担保や保証人は不要
  • 売掛先にファクタリングを知られることがある
  • 売掛金の支払い期限を守る
  • 売掛金は一括で支払わなければならない
  • 契約書の控えは必ず受け取る
  • 設備投資や設備資金としても利用可能
  • クレジットカード債権もファクタリングが可能
  • 個人の場合は「給料ファクタリング」に注意する

担保や保証人は不要

ファクタリングは売掛金を現金化するサービスであり、融資ではありません。そのため、担保や保証人の必要はありません。

その分、売掛先の企業や売掛債権の信用度が審査の対象として重視されます。

売掛先にファクタリングを知られることがある

大前提として3社間ファクタリングでは、売掛先から承諾を得る必要があるため、売掛先にファクタリングを知られることになります。

2社間ファクタリングは、利用会社が支払期限を守って売掛金を支払えば、売掛先に通知されることはありません。

ただしファクタリング会社が売掛債権の未回収リスクを下げるために、債権譲渡登記を要求するケースがあります。登記内容は法務局で確認が取れてしまうので、第三者に事実を知られてしまう可能性もゼロではありません。注意点として留意しておきましょう。

売掛金の支払い期限を守る

2社間ファクタリングを利用するなら、ファクタリング会社への売掛金の支払い期限は必ず守るようにしましょう。

取引先から売掛債権を回収したにもかかわらず支払わない場合、「回収委託契約違反」となり違法行為となります。取引先に知られてしまい、ファクタリング会社から損害賠償請求が行われる可能性が高いです。契約解除や遅延損害金の請求といったケースも考えられます。

売掛金は一括で支払わなければならない

2社間ファクタリングにて売掛金を支払う場合、一括払いで支払わなければなりません。

分割による支払いは「金銭の貸し付け」に該当するため、ファクタリング会社は貸金業の登録申請を行う必要があります。

貸金業の登録が無いにもかかわらず、分割返済を受け入れているファクタリング会社は、いわゆるヤミ金融業者に該当します。絶対に取引を行わないようにしましょう。

契約書の控えは必ず受け取る

ファクタリング会社との取引を行うと、必ず契約書が作成されます。手数料・支払い期日・登記の有無など、支払い条件は必ず確認を取るようにしましょう。

基本的に片方の企業のみが契約書を保持していることはあり得ません。しかし悪徳な業者の場合は、契約書の控えを渡さないというケースも考えられます。

後から不利な立場にならないためにも、契約書の控えは受け取るようにしましょう。正式に契約を行う前に、契約書の控えを渡してもらうように要求を行うことも大切です。

設備投資や設備資金としても利用可能

ファクタリングは銀行融資とは異なり、資金の使途に制限はありません。

設備投資を至急拡大させたい状況であれば、ファクタリングを行うことで、設備資金を調達することができます。

手数料を考慮しても設備投資による利益の増大が見込めるのであれば、ファクタリングを通して積極的に設備資金の調達を検討してみてください。

決済の多くがクレジットカードで行われる業界では、クレジットカード債権の保有割合が高い企業も存在します。

クレジットカード債権もファクタリングが可能なうえに、メリットも挙げられます。

例えばEC業界のように、決済の多くがクレカで行われていると、売掛金の現金化はどうしても遅いタイミングとなります。資金繰りが悪化しそうな状況でファクタリングを活用することで、運営資金を確保することができます。

またクレジットカード債権は信用度が高いので、審査にも通りやすく手数料が抑えられる可能性が高いです。クレカ決済が多い業界では、資金調達としてファクタリングは有効な選択肢となります。

個人の場合は「給料ファクタリング」に注意する

給料ファクタリングとは、給料を対象として個人向けのファクタリングです。つまり給料を債権として扱い、給料日前に現金化するという流れになります。

給料ファクタリングは、貸金業の登録が無ければ取り扱うことができません。

ヤミ金業者から給与ファクタリングを行うことは違法なだけではなく、大声での恫喝や勤務先への連絡など、私生活にも悪影響を及ぼすような被害を受ける可能性があります。ヤミ金業者とは絶対に取引を行わないようにしましょう。

「ファクタリングの審査に通るコツ」まとめ

ファクタリングの審査に通れば、設備投資のための設備資金といった規模感での資金調達も可能となり、迅速に企業活動を加速させることができます。

売掛債権や売掛先の信頼度が重要視されますが、利用者の態度も審査の対象になります。ファクタリングには注意点もあり、事前知識を把握しておくことも大切です。

ぜひ当記事を読んで、ファクタリングの審査に通るコツを抑えてみてください。