「銀行融資」「金融機関からの借り入れ」と聞くと、正直審査に通りづらそう、、というイメージをお持ちの方が多いと思います。
物事にはうまくいくためのコツがありますが、銀行融資においても全く一緒です。
銀行融資の審査がどのような仕組みで行われているかを理解し、借り入れを行いたい側が、審査に通りやすくなるような対策を取ることで、実はかなりの確率で審査を通過することができるようになります。
そこでこの記事では、銀行融資を受ける為の5つのコツについて解説していきます。特に、借り入れの審査において、審査通過率が90%以上となるような対策方法を具体的に紹介します。
この記事を読むことで、銀行融資を受ける為のコツがわかるので、銀行などの金融機関から安心して借り入れができるようになります。
ですので、今まで銀行に融資をお願いしてきたけれど、あまりにも審査が通らず諦めてかけている方に必見です。また、今まさに事業を継続するために借り入れを行おうと考えている方にとっても、かなり有益な情報ですので、最後までご確認ください。
銀行融資において、おさえておきたいポイント
銀行が融資をするときの流れについて、確認しておきます。
銀行に融資をお願いする場合、まずは銀行の担当者(融資担当者)に融資の依頼をします。そして、その担当者は資料を作成し、審査担当者に提案します。審査担当者からの承認を受けて、はじめて融資ができるようになります。ざっくりですが、このような流れです。
おさえておきたいポイント
・融資担当者が融資できるか判断するわけでない
・まずは融資担当者が乗り気でなければ、審査に通過するよう動かないこともある
・融資担当者が乗り気だったとしても、審査担当者によって否決される可能性がある
・融資担当者が作成する資料やプレゼンによって、審査担当者の承認が得られるかが変わってくるため、融資担当者の力量はかなり重要
上記がおさえておきたいポイントとなります。
銀行も、組織として動いていますので、その背景を把握することで、効果的な対策を取ることができます。
そもそもですが、銀行は「お金を貸すことで収益を生んでいる」ので、お金を貸して儲かるのか、お金が返ってこないということがないのか、というのがベースの考え方と言えます。
その辺りをしっかりと理解した上で、融資担当者とタッグを組み、審査を通過するように動いていくことがとても重要です。
銀行融資の審査通過率を90%以上にするための5つのコツ
では本題の、「銀行融資の審査通過率を90%以上にするための5つのコツ」について紹介します。ぜひこちら理解し、実践してみることをおすすめします。
コツ①:いくら借りたいかを明確にする
→「借りれるだけ借りたいです」とは絶対に言わないこと
コツ②:審査担当者に納得されやすい資料を作成する
→審査担当者に通るかどうか、その質疑に耐えられるように準備や理由づけを
コツ③:資金用途を明確にして、返済の財源を確保する
→借りたお金を何に使うのか、ちゃんと返せるのか事業計画の内容でほぼ判断するため、ここを押さえておくのが重要
コツ④:資金繰り表の作成
→返済できることの見える化
コツ⑤:銀行から声をかけてもらって融資をする
→お金借りさせてくださいではなく、お金借りませんかと言われる状態を作る
5つのコツについて、解説していきます。
コツ①:いくら借りたいかを明確にする
当たり前ですが、銀行側は闇雲にお金を貸しているわけではありません。
借りたい方が「こういう事業がしたい。そのために資金が必要なので、銀行にお金を貸して欲しい」と言うので、その事業の成長性や妥当性、リスクなどを考慮して、問題がないかを判断しています。
それにも関わらず、借りたい方が「借りれるだけ借りたいです」や「いくらまでなら借りれますか」と言ったことを聞いてきた瞬間に、銀行側は「この人は事業をやっていく計画がないんだな」と思ってしまいます。
明確な目標や具体的な計画がなく事業を進めていった場合、資金がどんどんすり減ってしまうという可能性が大いにあります。そのような方に、お金を貸すのはかなりリスクが大きいと判断されてしまうでしょう。
ですので、「この事業をするために、これだけの資金が必要なので、融資を受けたいです。ゆくゆくこのように成長し、利益が出るので、返済に関しても問題なくできます」ということを、いかにイメージしてもらえるように、数字で示すかが重要です。
コツ②:審査担当者に納得されやすい資料を作成する
審査担当者は、最終的に融資担当者が作った資料を受け取り、審査を通すか判断しています。ですので、その資料の質で審査が通るかが決まってしまうと言っても過言ではありません。
審査担当者が「これは融資しておいた方が良いな」と思うような資料を作れるかどうかが大事で、そのためには融資担当者に使えるデータをいかに提供するかが鍵となってきます。
審査する上で必須である決算書以外にも、以下の資料を準備しておき、融資担当者の武器となるようなストーリーや施策を練っておきましょう。
(1)事業計画書(元々・現在)
(2)事業計画が変わった原因
(3)なぜ融資を受けたいのか
(4)融資後に起きるメリットや変化
(5)返済が滞らない理由や、返済が経営を圧迫しないという根拠
コツ③:資金を何に使うのかを明確にして、返済の財源を確保する
これまでの話とも繋がりますが、資金を何に使い、最終的にどのように返済していくのかを明確に示しましょう。
銀行側としては、貸した人の売上や利益等の全てが、融資によって上向いてくれればもちろん良いですが、少なくとも返済だけはきっちりできる見込みがあるのが最低条件です。ここがなければリスクしかないので、融資しようとは到底なりません。
コツ④:資金繰り表の作成
資金繰り表とは、事業計画をキャッシュフローで表したものです。つまり、事業計画をお金の流れに落とし込んで、途中で資金ショートしてしまうなどの問題がないかを確認できます。
この資金繰り表によって、事業の計画がお金という数字によってより現実味を持って表されることとなるので、融資担当者も審査担当者も資金繰り表をかなり注目しています。
資金繰り表の中での強みも含めて、融資担当者と情報を共有し、しっかりアピールしてもらえるように準備しておきましょう。
コツ⑤:銀行から声をかけてもらって融資をする
銀行というのは、借りたい方にはお金を貸さず、借りたくない方にお金を貸していると言われたりもします。
これは銀行側から見ると、苦しんでいる人に巻き込まれるのは嫌で、問題やリスクがなるべくないところで、金利収入をしっかり稼ぎたいという思惑を表していると思います。
また、融資担当者も営業マンであり、会社から融資額のノルマを課され、日々営業をしています。なるべくリスクの低い借りてに貸したいと常に思っているので、見込みがあるところにはどんどんアプローチしてきます。
ですので、融資担当者からアプローチされるような企業を目指すことが、後々に大きな武器となり得ます。その状態の方が、融資担当者も前のめりで動いてくれるので、結果的に審査に通りやすくなります。
以上です。いかがだったでしょうか。
この5つのコツを押さえていただき、ぜひ銀行融資を活用してみてください。
余談ですが、以下の懸念事項がある場合、銀行の審査はほぼ通らないと言っても過言ではありませんので、ご確認ください。
・担保や保証人を用意できない
・借り入れを行う方の信用がない(金融ブラックなど)
・税金を滞納している
お金を貸す銀行側の最大のリスクはお金が戻ってこないことです。その可能性が高いと思われる方や、過去にそのような過ちを犯してしまっている方への貸し出しは、リスクが高いと判断し、審査がほぼ通りません。
上記に当てはまる方は、銀行融資以外の資金調達方法を考えた方が良いでしょう。
まとめ
この記事では、銀行融資の審査通過率を90%以上にするための5つのコツを紹介しました。5つのコツを駆使して、銀行融資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ですが、
・担保や保証人を用意できない
・借り入れを行う方の信用がない(金融ブラックなど)
・税金を滞納している
という方がいましたら、銀行融資以外の資金調達方法を検討してみてはいかがでしょうか。
世の中には、銀行融資以外の資金調達方法というのも実は存在します。もちろんメリット・デメリットがありますが、資金調達を行う上で不安がある場合でも、使えるものはあります。
そこで、資金調達を行う上での不安要素について書き出してみました。
・担保や保証人を用意できない
・借り入れを行う方の信用がない(金融ブラックなど)
・税金を滞納している
・即日入金でないと資金繰りが厳しい
・銀行には既にいくつも融資を断られてしまった
・赤字のため、そもそも融資は厳しそうだ、、と感じている
上記に一つでも当てはまる方がいましたら、「ファクタリング」を検討されてはいかがでしょうか。
銀行融資の審査に、ことごとく落ちてしまった方々の資金調達を可能にした手段が、ファクタリングです。
ファクタリングは手数料が高いというデメリットがありますが、その分審査が通りやすく、業者によっては即日入金も可能という大きなメリットがあります。
ファクタリングが気になる方は、まずはファクタリング業者の一括査定を利用するのがお勧めです。たくさんのファクタリング業者がいて選びきれない中で、あなたに合うファクタリング業者をピックアップできます。
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