【建設業】人件費の高騰・人手不足を逆手に取って人材育成に舵を切った建設会社を支えたファクタリング

今回はインタビュー形式でお送りします。お話を伺うのは建設業を営まれているYさんです

Yさんの会社プロフィール

・業種:建設業
・年商1億5300万円
・売掛金800万円
・調達額 710万円
・入金日:2ヶ月後

Contents
  1. 3代続く建設会社で労働環境の改善を見据える現社長Yさん
  2. ファクタリングでの資金調達を決めて動き出したYさん、初めての利用に役だったのは?
  3. 借入履歴を増やさずスマートな資金調達に成功したYさん、未来を見据えて軽快に事業を進めています
  4. まとめ

3代続く建設会社で労働環境の改善を見据える現社長Yさん

Yさんの会社は3代続く建設会社で、周辺地域では近年再開発が進んでいました。
昔ながらの会社を維持しつつも、時代に寄り添ってスタッフの育成と環境改善に日々尽力されるYさんが、今回、資金調達にファクタリングを選ばれた経緯を伺っていきたいと思います。

インタヴュアー:まずはYさんの会社について教えてください。

Yさん:
ベッドタウンで祖父の代から建設会社を経営しております。
親子三代で地道に培った信頼で、住民の皆様のお手伝いをさせていただいておりましたが、ありがたいことに近年は周辺で再開発も進み、それまでに比べて規模の大きなプロジェクトも頼っていただけるようになりました。

インタヴュアー: 周囲にしっかりと信頼される会社経営をされているのですね。 銀行からの信頼も厚いのではないでしょうか?

Yさん:
はい。長くお付き合いさせていただいている銀行さんがありましたから、新しい設備なんかが必要になったときは、普段はそちらにお願いしておりました。
担当さんは父の代からの方で、私が継いだ当初は大変お世話になったものです。

インタヴュアー: 付き合いの長い銀行さんというのは大変心強いですね。 にも関わらず、今回、資金調達の手段としてファクタリングを特に選ばれたのは、何か理由があるのでしょうか?

Yさん:
ええ。ちょっと話は長くなりますが……再開発が進むと大手企業も次々参入してきまして、人件費が緩やかに上がっていきました。中小事業者の我々にとってはまあ結構な痛手です。
それでも私たちは、地域に根ざしたサービスと技術力でなんとかやってきました。
もちろん、経験豊富な人材はできるだけ増やしたかったですが、幸い、息が長い会社ですから、ベテラン職人も何人かおりましたし、新しく人を増やさなくてもギリギリ何とかやっていたんですね。

Yさん:
ところがです、よりによってそのベテランスタッフの1人がうちをやめてしまったんです…

お恥ずかしい話ですが、私はつい言葉が口をつくというか、率直と言えば聞こえはいいんですがね…まあそんな私と、古株の中でも特に頑固なタイプの職人とで意見が衝突しましてね。
かなり年上でしたから、しょっちゅう口を滑らす若造社長に、きっと彼なりにずっと我慢してくれていたんでしょうがとうとう、という感じで……

インタヴュアー:それはなんとも…残念な形になってしまいましたね。

Yさん:
本当にそうです。今さら反省したって始まりませんが、いつも助けてもらっていましたから、彼の離職はうちにとって大きな大きな痛手でしたよ。それでもその後、私はなんとか彼の抜けた穴を補うため、それに何より職場の士気を保つためにも、どうにかしてスタッフを増やしたいと思いました。そんな折、父の代からのつながりがある会社からありがたいことに職人を一人紹介してもらえることになりまして、喜びつつも私は同時にある決心をしていました。

Yさん:
残ってくれているスタッフの育成に力を入れることにしたんです。
全員なかなかの職人です、向上心のあるスタッフも多い。新しくきてくれた職人は良い人で、すぐに現場に馴染んでくれましたからここで私が男を見せないでどうすると思いましてね。

インタヴュアー: スタッフ皆がやる気をみせている今こそ、というタイミングだったんですね。

Yさん:
ええ、ええ。実は以前からやろう、やろうとだけは思っていましたから、祖父の代から世話になってる銀行の担当さんには近いうちにきっと融資をお願いすることになると言ってあったんで、いざお話をして約束もとりつけて、必要な設備や育成コンサルさんなんかの契約の段取りもつけていざ準備相整った! と、いうところでねえ、何とも申し訳なさそうな顔をした担当さんが訪ねてきて、この度支店長が入れ替わり、新規融資を全て見直した結果、こちらの融資のお約束は取消となりました、とこうですよ。

インタヴュアー: 長いお付き合いの末でのその対応はかなり手痛いですね。 育成計画は既にスタートしているのにこの後の支払いがいきなり壁として立ち塞がってきたわけでから。どのように対処されたかお聞きしてもよろしいでしょうか?

Yさん:
最初は会社の保有資産を担保にでもして、どこか他の銀行で融資を受けられないか模索していました。しかし、その過程で、父の代からの付き合いがある取引先の社長さんとの会話がきっかけで、ファクタリングという方法があることを知ったんです。この社長さんは職人を紹介してくれた人なんですが、父と同年代ながら新しいことも積極的に取り入れていくような柔軟な人でしてね。自分の経験から見てもこの状況ならファクタリングが一番合ってるだろうということでした。

なんでも、入金までが他の融資に比べてずっと早くて、資産を売る形だから信用を損なうこともない、聞いてる限りでは本当にそんな話があるかってぐらい、ありがたい内容でしたが一応私も自分で調べてから決めようとあれこれ探してみました。その上で、確かにファクタリングが今一番うちの実情にあった資金調達法かもしれないと思うようになりました。

ファクタリングでの資金調達を決めて動き出したYさん、初めての利用に役だったのは?

書類などあらかじめ準備を済ませ、申し込もうとしたところでYさんは1つ問題があることに気づきました。

インタヴュアー: 今回が初めてのファクタリングご利用ということでしたが、契約会社などどうやって選ばれましたか?

Yさん:
いざ申し込もうと思ったら自分たちではどのファクタリング会社さんが良いのか全くわからず、結局一括査定サービスを使わせていただきました。
今は何でもオンラインで済ませられるので本当に助かります。通常業務の間にパソコンから査定を申し込んで、その日のうちに2社から連絡があり、次の日にはもう1社からも反応がありました。

インタヴュアー: 頼もしいですね! 契約を決められたファクタリング会社の決め手はなんでしたか?

Yさん:
その日のうちに連絡をいただいた2社のうち片方が、即日でなくても良ければ手数料を今より若干下げてもいいということだったんです。うちも今日明日にどうにかしないといけないような状況ではありませんでしたから、それで手数料を負けてくれるというなら願ってもないということで、そちらにお願いすることにしました。

インタヴュアー: 今回Yさんが契約された2社間ファクタリングは比較的手数料が高めですから、 そこに融通が利くのは確かに大変大きなメリットですね!

Yさん:
ええ、助かりました。何しろ初めて利用する仕組みですからわからないことも多く不安だらけだったので、細かく電話で質問したりもしましたが、毎回快く対応していただけて、それもあって安心して契約することができましたね。

インタヴュアー: 一連の流れの中でこれは大変だな、面倒だなと思われたことなどあればお聞きしたいのですが

Yさん:
うーん。これまでずっと銀行からの融資が大きな資金調達のメインだった身からすると、むしろ逆に、「え、これで終わり?いいの?ほんと?」という気持ちが終始強かったです。
審査にかかった時間も信じられないくらい短かったですし、書類なんかも、慌てなくていいようにと思って調べてね、先に用意しておいたんですよ。
そうしたら実際にその中で使ったのは本当に基本的なものばかりで……借入じゃないってこんなに楽なんだな、ってちょっと感動しました。

インタヴュアー: ああ~ファクタリングは売っておしまいですから、借入に比べると必要書類の数は相当少ないことが多いですね。

Yさん:
そう! 売り買いするだけってのがさっぱりしてて大変よろしい。
今回の資金繰りは、だから会社の信用データベースに借入って載らないんですよ。
信用情報の履歴は増えて当たり前で、返済延期だ踏み倒しだみたいなマイナス情報るようなことにさえならなきゃいいやと思ってましたが、こうもすっきりとシンプルに解決できるとこれはこれで嬉しいもんですね。

借入履歴を増やさずスマートな資金調達に成功したYさん、未来を見据えて軽快に事業を進めています

育成環境が整ったことで、新しいスタッフも既存のスタッフも共に様々な資格や技能の取得に取り組み、Yさんの会社のモチベーションは高い水準で保たれているようです。

インタヴュアー:最後に、今後の展望や、ファクタリングを検討中の方へアドバイスなどありましたらお聞かせください。

Yさん:
今回ファクタリングという今までに無い身軽な方法を試してみて、その便利さ柔軟さを実感しました。まだうちの資金繰りのメインは銀行の融資ですが、少しずつこちらに切り替えていこうかと思って整理を始めてます。新規の取消ならまだしも、今借りているものだってある日突然打ち切られる可能性もありますから。

初めてファクタリングを利用した私が、同じように検討しておられる方に言えるとしたら、必ず相見積もりを取った方がいい、ということでしょうか。自分で何社も声をかけようとすると業務も圧迫されますから。私のようにネットで一括査定してもらえると、より楽でいいと思います。

Yさん、この度は貴重なお話をお聞かせいただき、どうもありがとうございました。

まとめ

人手不足という逆境を逆手に取って、見事逆転したYさんの事例でした。

ファクタリングというと即日命のイメージが強いですが、Yさんのように、まとまった入金が必要だが緊急というほどではない、という場合は手数料が当初の想定より安くなるケースもあります。
ファクタリングは、利用する企業、個人の多種多様な条件や都合に合わせてスムーズにそして柔軟に対応することが可能な資金調達方法です。

今この瞬間も資金繰りで悩みを抱えているという方は、是非一度利用を検討されてはいかがでしょうか?

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